ロシアのコジェミャコ沿海州知事が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に贈るとしてテレグラムチャンネルに載せた偵察ドローン「ゲラン25(Geran25)」 [SNS キャプチャー]
米国の北朝鮮専門ニュースサイト「NKニュース」の17日(現地時間)の報道によると、コジェミャコ州知事はこの日、テレグラムチャンネルに載せた映像で、金正恩委員長にドローン6機と操縦機を贈呈すると明らかにした。また、ロシア国営タス通信はロシアが金正恩委員長にドローンと軍服、防弾服を贈ったと報じた。
タス通信はドローン6機のうち5機が自爆ドローンであり、1機はロシア軍がウクライナ戦争で使用するゲランン25(Geran25)偵察ドローンだと明らかにした。
国連の北朝鮮制裁専門家パネルはドローン支援が2017年に採択された安保理制裁決議2397号を違反すると特定した。2397号は(貿易コード84と85)の「すべての産業機械」の北朝鮮輸出を禁止している。また、ドローン供与は「北朝鮮の武器運用能力発展に直接的に役立つすべての物資」の輸出も禁止する制裁決議1718号を違反した可能性もある。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は13日、安保理常任理事国のロシアの地位と過去に制裁に賛成した事実がロシアと北朝鮮の2国間関係を「妨害することもできず、妨害してもてもならず、妨害することもないだろう」と述べたという報道もあった。
またラブロフ露外相も先週、「国連安保理が北朝鮮制裁決議を採択した当時は地政学的な環境が完全に違っていた」とし「西側が朝鮮半島問題の政治的解決の進展を拒否し、人道主義的問題を無視している」と批判した。
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