中国官営メディアが北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長とロシアのプーチン大統領間の会談の核心が軍事力強化だったと報じた。
国際ニュースを扱う中国中央テレビのCCTV-4は13日夜、「協力強化、軍事力発展、対決高調(加強合作 発展軍力 対抗升級)」という12文字を露朝首脳会談の核心キーワードに選んだ。
この日中国中央テレビが放送した5分56秒分のリポートは露朝会談が最近金委員長の軍需品工場と軍部隊視察が頻繁に行われた中で実現したと指摘した。特に今月6~7日に北朝鮮初の戦術核攻撃潜水艦進水式に出席した場面と「海軍の核武装化はこれ以上先送りすることも遅らせることもできない切迫した時代的課題」という北朝鮮のニュース報道をそのまま伝えた。これは北朝鮮がロシアから原子力潜水艦技術の伝授を受けるのかどうか、中国も鋭意注視しているという意味だ。
◇金委員長訪問説のズベズダ造船所、先立ってプーチン大統領が11日に訪問
実際、金委員長がウラジオストクに寄って原子力潜水艦関連の施設を視察するのかどうか注目が集まっている。ウラジオストクの現地事情に詳しい消息筋は中央日報に対して「金委員長の今後の動線の核心は原子力潜水艦造船所」とし「ズベズダ造船所がロシア原子力潜水艦関連技術を保有していて、衛星に続いて原子力潜水艦技術の獲得を要請する可能性がある」と話した。現在造船所周辺は警備が強化された状態だと消息筋は伝えた。これに関連し、韓国大統領室の高位関係者は15~16日に金委員長がロシア内の他の2つの都市を訪問して軍事関連施設を視察すると理解していると明らかにした。
ズベズダ造船所はウラジオストクから車で3時間の距離にあるボリショイ・カーメニ市に位置している。プーチン大統領は東方経済フォーラム(EEF)出席前日の11日、ズベズダ造船所を先に訪問した。船舶浸水式の出席が名分だったが、金委員長の訪問に先立ち事前に視察しておくという性格もあったといわれている。
ズベズダ造船所はタンカーやLNG運搬船、砕氷船など特殊運搬船を建造している。あわせて造船所の面積の半分以上が軍事施設に指定されていて一般人の出入りが制限されている。2018年4月、ユーリ・ボリソフ元国防次官が造船所を訪問してボレイA級のロシア戦略原子力潜水艦(SSBN)の改良作業と修理作業を行っていると明らかにしたことがある。
現地事情に明るい消息筋によると、ウラジオストク港湾に位置したロシア極東太平洋艦隊司令部なども軍と警察の警備態勢が強化された。現地では金委員長一行が15日あるいは16日に訪問すると予想しているという。
◇中国専門家「米、対朝武力封鎖懸念」
中国中央テレビは、前日北朝鮮とロシアの協力を強調する両国首脳の発言に特に注目した。プーチン大統領は会談に先立ち「経済協力問題、人道主義問題、地域情勢を話さなければならない」とし「討論する非常に多くの議題がある」と話した。
金委員長の「プーチン大統領と会談が両国関係を新たな次元に引き上げる基礎になると確信している」という発言を紹介して露朝密着に注目した。中国は露朝首脳会談が米国を刺激して陣営対決が強化される可能性があるという憂慮も表わした。
中国中央テレビは2022年年末以降、米軍の長距離爆撃機の韓半島(朝鮮半島)出現が日常化されたたほか、今年4月韓米両国の「ワシントン宣言」、8月韓日米首脳によってキャンプデービッド会談が開かれたと紹介して「米国の北朝鮮に対する圧迫が強化されて韓半島情勢の緊張が高まった」と主張した。特に米国務省のマシュー・ミラー報道官の「北朝鮮がロシアに武器を提供するなら国連安保理制裁に違反する行為となる」という発言も紹介した。
中国専門家は米国の北朝鮮に対する今後の強硬措置を憂慮した。中央党校国際戦略研究所の張璉瑰教授は香港フェニックステレビに対して「北朝鮮が代償を支払うだろうという米国の口頭威嚇の背後には実際の措置があるかもしれない」とし「北朝鮮に武装包囲、武力封鎖、さらに一歩進んで厳格な制裁などを推進する可能性もある」と指摘した。
ただし中国の他の官営メディアは露朝首脳会談に対して「これは北朝鮮とロシアの間のこと(這是朝俄之間的安排)」とした前日の毛寧外交部報道官の9文字発言だけを繰り返し報じた。
国際ニュースを扱う中国中央テレビのCCTV-4は13日夜、「協力強化、軍事力発展、対決高調(加強合作 発展軍力 対抗升級)」という12文字を露朝首脳会談の核心キーワードに選んだ。
この日中国中央テレビが放送した5分56秒分のリポートは露朝会談が最近金委員長の軍需品工場と軍部隊視察が頻繁に行われた中で実現したと指摘した。特に今月6~7日に北朝鮮初の戦術核攻撃潜水艦進水式に出席した場面と「海軍の核武装化はこれ以上先送りすることも遅らせることもできない切迫した時代的課題」という北朝鮮のニュース報道をそのまま伝えた。これは北朝鮮がロシアから原子力潜水艦技術の伝授を受けるのかどうか、中国も鋭意注視しているという意味だ。
◇金委員長訪問説のズベズダ造船所、先立ってプーチン大統領が11日に訪問
実際、金委員長がウラジオストクに寄って原子力潜水艦関連の施設を視察するのかどうか注目が集まっている。ウラジオストクの現地事情に詳しい消息筋は中央日報に対して「金委員長の今後の動線の核心は原子力潜水艦造船所」とし「ズベズダ造船所がロシア原子力潜水艦関連技術を保有していて、衛星に続いて原子力潜水艦技術の獲得を要請する可能性がある」と話した。現在造船所周辺は警備が強化された状態だと消息筋は伝えた。これに関連し、韓国大統領室の高位関係者は15~16日に金委員長がロシア内の他の2つの都市を訪問して軍事関連施設を視察すると理解していると明らかにした。
ズベズダ造船所はウラジオストクから車で3時間の距離にあるボリショイ・カーメニ市に位置している。プーチン大統領は東方経済フォーラム(EEF)出席前日の11日、ズベズダ造船所を先に訪問した。船舶浸水式の出席が名分だったが、金委員長の訪問に先立ち事前に視察しておくという性格もあったといわれている。
ズベズダ造船所はタンカーやLNG運搬船、砕氷船など特殊運搬船を建造している。あわせて造船所の面積の半分以上が軍事施設に指定されていて一般人の出入りが制限されている。2018年4月、ユーリ・ボリソフ元国防次官が造船所を訪問してボレイA級のロシア戦略原子力潜水艦(SSBN)の改良作業と修理作業を行っていると明らかにしたことがある。
現地事情に明るい消息筋によると、ウラジオストク港湾に位置したロシア極東太平洋艦隊司令部なども軍と警察の警備態勢が強化された。現地では金委員長一行が15日あるいは16日に訪問すると予想しているという。
◇中国専門家「米、対朝武力封鎖懸念」
中国中央テレビは、前日北朝鮮とロシアの協力を強調する両国首脳の発言に特に注目した。プーチン大統領は会談に先立ち「経済協力問題、人道主義問題、地域情勢を話さなければならない」とし「討論する非常に多くの議題がある」と話した。
金委員長の「プーチン大統領と会談が両国関係を新たな次元に引き上げる基礎になると確信している」という発言を紹介して露朝密着に注目した。中国は露朝首脳会談が米国を刺激して陣営対決が強化される可能性があるという憂慮も表わした。
中国中央テレビは2022年年末以降、米軍の長距離爆撃機の韓半島(朝鮮半島)出現が日常化されたたほか、今年4月韓米両国の「ワシントン宣言」、8月韓日米首脳によってキャンプデービッド会談が開かれたと紹介して「米国の北朝鮮に対する圧迫が強化されて韓半島情勢の緊張が高まった」と主張した。特に米国務省のマシュー・ミラー報道官の「北朝鮮がロシアに武器を提供するなら国連安保理制裁に違反する行為となる」という発言も紹介した。
中国専門家は米国の北朝鮮に対する今後の強硬措置を憂慮した。中央党校国際戦略研究所の張璉瑰教授は香港フェニックステレビに対して「北朝鮮が代償を支払うだろうという米国の口頭威嚇の背後には実際の措置があるかもしれない」とし「北朝鮮に武装包囲、武力封鎖、さらに一歩進んで厳格な制裁などを推進する可能性もある」と指摘した。
ただし中国の他の官営メディアは露朝首脳会談に対して「これは北朝鮮とロシアの間のこと(這是朝俄之間的安排)」とした前日の毛寧外交部報道官の9文字発言だけを繰り返し報じた。
この記事を読んで…