バイデン氏、ベトナムで「中国牽制(けんせい)歴訪」締め括り…半導体パートナーシップ、サプライチェーン拡大(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
2023.09.11 15:30
ベトナムを国賓訪問した米国のバイデン大統領が10日、米国・ベトナム両国関係を「包括的戦略的パートナー」に格上げすると発表した。中国の裏庭と呼ばれる東南アジア地域における中国の影響力拡大を遮断するための布石とみられる。
バイデン大統領はこの日ベトナム権力序列1位のグエン・フー・チョン共産党書記長と会って両国の関係強化について議論して既存の「包括的パートナー」関係を「包括的戦略的パートナー」関係に格上げすることで合意をした。バイデン大統領は「両国関係は過去50年間、葛藤から正常化を経て最高水準のパートナーシップへと進展を成し遂げた」と祝った。
特に今回の関係進展がバイデン政府発足以降に行われた多国間の安全保障協力枠組みを深化させる努力の中に行われたもので▽キャンプデービッドの韓日米3国安全保障協力▽ASEAN(東南アジア諸国連合)▽太平洋諸島フォーラム▽米比同盟の強化▽米英豪3カ国安全保障枠組み(AUKUS=オーカス)パートナーシップ▽日米豪印戦略対話(QUAD=クアッド)への参加拡大--などを一つひとつ列挙した。チョン書記長は「協定を履行するために最善を尽くす。それでこそ我々は成功したと言える」と呼応した。
◇「東南アジア地域における中国の影響力牽制が目的」
過去、互いに銃口を向けあった米国とベトナムは1975年のベトナム共産化以降、外交関係を断絶した。その後1995年7月に国交を正常化したことに続き、2013年7月バラク・オバマ政府のときに包括的パートナー関係を結んだ。
それから10年を経て「戦略的パートナー関係」をスキップして直ちに「包括的戦略的パートナー関係」に引き上げた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「米国が過去に戦争相手国だったベトナムと新たに強化された外交的パートナー関係を結んだのは東南アジア地域で中国の影響力を牽制するのが目的」と分析した。これに先立ち、前日インドで開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)期間中、中国の「一帯一路」に対抗する「インド・中東・欧州経済回廊」を米国主導で発足させたバイデン大統領が米越関係の格上げで「中国牽制」に傍点がつけられた今回のアジア歴訪で有終の美を飾ったといえる。これに先立って8日、インドのモディ首相との首脳会談では中国を狙った多国間協議体であるクアッドの重要性を強調した。
ホワイトハウスはベトナムとの関係格上げに中国に対する牽制趣旨があることを隠さなかった。ホワイトハウスはこの日、説明資料を出して「米越両国関係の歴史的格上げで世界的な挑戦に対して共同対処する契機が用意されるよう期待する」と話した。
バイデン大統領はこの日ベトナム権力序列1位のグエン・フー・チョン共産党書記長と会って両国の関係強化について議論して既存の「包括的パートナー」関係を「包括的戦略的パートナー」関係に格上げすることで合意をした。バイデン大統領は「両国関係は過去50年間、葛藤から正常化を経て最高水準のパートナーシップへと進展を成し遂げた」と祝った。
特に今回の関係進展がバイデン政府発足以降に行われた多国間の安全保障協力枠組みを深化させる努力の中に行われたもので▽キャンプデービッドの韓日米3国安全保障協力▽ASEAN(東南アジア諸国連合)▽太平洋諸島フォーラム▽米比同盟の強化▽米英豪3カ国安全保障枠組み(AUKUS=オーカス)パートナーシップ▽日米豪印戦略対話(QUAD=クアッド)への参加拡大--などを一つひとつ列挙した。チョン書記長は「協定を履行するために最善を尽くす。それでこそ我々は成功したと言える」と呼応した。
◇「東南アジア地域における中国の影響力牽制が目的」
過去、互いに銃口を向けあった米国とベトナムは1975年のベトナム共産化以降、外交関係を断絶した。その後1995年7月に国交を正常化したことに続き、2013年7月バラク・オバマ政府のときに包括的パートナー関係を結んだ。
それから10年を経て「戦略的パートナー関係」をスキップして直ちに「包括的戦略的パートナー関係」に引き上げた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「米国が過去に戦争相手国だったベトナムと新たに強化された外交的パートナー関係を結んだのは東南アジア地域で中国の影響力を牽制するのが目的」と分析した。これに先立ち、前日インドで開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)期間中、中国の「一帯一路」に対抗する「インド・中東・欧州経済回廊」を米国主導で発足させたバイデン大統領が米越関係の格上げで「中国牽制」に傍点がつけられた今回のアジア歴訪で有終の美を飾ったといえる。これに先立って8日、インドのモディ首相との首脳会談では中国を狙った多国間協議体であるクアッドの重要性を強調した。
ホワイトハウスはベトナムとの関係格上げに中国に対する牽制趣旨があることを隠さなかった。ホワイトハウスはこの日、説明資料を出して「米越両国関係の歴史的格上げで世界的な挑戦に対して共同対処する契機が用意されるよう期待する」と話した。
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