MLB初の満塁本塁打のボールを返したファンと写真撮影をした金河成(キム・ハソン) [サンディエゴ インスタグラム キャプチャー]
MLBドットコムは5日(日本時間)、「オールMLBチーム」に名を連ねる二塁手候補を予想する記事で、金河成を候補の一人に挙げた。
「オールMLBチーム」はMLBドットコムが2019年から選定してきたポジション別のベスト選手。シーズン最優秀選手(MVP)やオールスターは共にアメリカンリーグとナショナルリーグに分けて選定されるが、オールMLBチームはリーグに関係なくすべての選手を対象とする。ポストシーズンが終わった11月に部門別候補を公開した後、ファン投票(50%)と専門家投票(50%)の結果を合わせて12月に最終発表する。
MLBドットコムは二塁手部門の有力な1位候補にマーカス・セミエン(テキサス・レンジャーズ)とルイス・アラエス(マイアミ・マーリンズ)を予想した。しかしトップ圏を脅かす競争者(contenders)に金河成、オジー・アルビーズ(アトランタ・ブレーブス)を挙げ、両選手の価値と可能性を高く評価した。金河成をMLB30球団の主力二塁手のうち「ベスト4」に分類したのと変わらない。
MLBドットコムは「金河成はこれまでサンディエゴのMVPだ。ファングラフドットコム基準WWAR(代替選手に対する勝利寄与度)4.4とチーム1位で、打率2割7分5厘、本塁打17本、出塁率0.365、長打率0.429とメジャーデビュー後の最高成績を記録している」と理由を説明した。
金河成の守備と走塁能力も高い評価を受けている。MLBドットコムは「ボーナスとして金河成は今季すでに31盗塁をマークし、守備でも活躍した」と伝えた。
一方、金河成はこの日、フィラデルフィア・フィリーズとのホーム試合でチーム内で最多の3打点を挙げた。2-8とリードされた4回裏二死二、三塁から2打点中前安打を放ち、4-9の6回裏一死一、三塁の場面でも中前安打で三塁走者を生還させた。今季33回目のマルチヒット(1試合で複数安打)だった。
ただ、チームが2点を追う9回裏二死一、三塁の場面では空振り三振に倒れた。サンディエゴは序盤の大量失点が響いて7-9で敗れ、プレーオフから一歩また遠ざかった。
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