サムスン電子(左)とLGエレクトロニクスがそれぞれ発売した洗濯乾燥機新製品。[写真 各社]
関連業界によると、今回のIFAでサムスン電子は1人暮らしをコンセプトとした「タイニーハウス」を、LGエレクトロニクスは高効率エネルギー技術を集約した住宅ソリューション「スマートコテージ」をそれぞれ展示した。モジュール型住宅にプレミアム家電、エネルギーソリューションを組み込み、超連結とネットゼロ(炭素実質排出量ゼロ)を実現するのがコンセプトだ。
LGエレクトロニクスのリュ・ジェチョル生活家電(H&A)事業本部長(社長)はサムスン電子の「タイニーハウス」について、「住宅ソリューションであるLGエレクトロニクスの『スマートコテージ』のコンセプトと似ている。競合企業もそれなりに準備をしているようだ」と評価した。サムスン電子のパク・チャンウ生活家電事業部サービスビズグループ長(副社長)は「家全体を『スマートシングス』で運営できるように設計した。モノのインターネット(IoT)に連結された家電・エネルギーなどを遠隔管理し、エネルギー自立が可能になったのも特徴」と話した。
今回のIFAで両社が製品スペックが同等の新製品「洗濯乾燥機」をともに公開したのも目に付く。容量25キログラムの洗濯機と容量13キログラムの乾燥機を1台にまとめた製品だ。洗濯と乾燥を一度に解決できて洗濯室の空間を効率的に使用でき、洗濯後に洗濯物を乾燥機に移す不便をなくしたという説明だ。
ただしLGエレクトロニクスは実際に作動可能な製品を展示したが、サムスン電子は製品コンセプトモデルで製品名も未定と明らかにした。サムスン電子の洗濯乾燥機のドアを開けると関係者から「触らないでください」と注意された。LGエレクトロニクスは2021年から欧州で一体型洗濯乾燥機製品を販売中だと説明した。
サムスンとLGの「密会」も壊れた。両社が協力して話題を集めたサムスン電子の有機ELテレビ製品のデビューが失敗に終わってだ。当初サムスン電子はLGディスプレーの有機ELパネルを活用した「83型有機EL4Kテレビ」を先月31日のIFA事前公開行事で展示したが、開幕日の1日からは展示を中断した。業界関係者によると両社は互いにパネルと製品の問題点をめぐり相手側のせいにして攻防をしているという。
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