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「プーチンの自尊心」まで攻撃…1000キロ飛行するウクライナのドローン(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ウクライナ特殊部隊員がロシア軍の塹壕に侵入する姿[ツイッター キャプチャー]

ロシア軍の占領地域を奪還するためのウクライナ軍の「大反撃」に3カ月間ほど大きな進展がない中、ロシア本土に対するウクライナ側のドローン(無人機)攻撃が拡大している。

先月30日(現地時間)のBBC放送によると、ウクライナは今年、ロシア本土とクリミア半島に約190回のドローン攻撃を実施した。この日もウクライナのドローンがロシア本土で6カ所以上の地域を空襲した。これは昨年2月末の開戦以降、ウクライナがロシアに向けて実施した最大のドローン攻撃だと、フィナンシャルタイムズ(FT)が伝えた。

この日のドローン攻撃で、ロシア北西部プスコフの軍民共用空港にあったロシア空軍の主力輸送機イリューシンII-76が4機も破壊された。またモスクワ一帯をはじめ、オリョール、ブリャンスク、リャザン、カルーガなどにもドローン攻撃があった。これら地域では大きな被害はなかったという。


◆モスクワでドローン攻撃が日常化

ウクライナのドローン攻撃は年初から激しくなった。昨年末はクリミア半島の軍施設を中心に打撃し、2月にはモスクワ近隣まで飛行した。5月にはロシアのプーチン大統領が主に過ごすクレムリン(大統領府)とノボオガリョボ(大統領官邸)付近まで攻撃した。7月からはモスクワ中心部の商業地区ビルを打撃するなど民間地域までがドローン攻撃の対象になっている。この数週間はロシア当局がモスクワ一帯の空港を一時閉鎖する状況が繰り返された。

ニューヨークタイムズ(NYT)とBBCによると、ドローン攻撃の主な目標は飛行場と油類庫、エネルギーインフラ、保安本部、政府庁舎などで、主に軍事・兵たん関連施設を目標物としている。

黒海では海上ドローンを利用し、クリミア大橋を集中攻撃している。クリミア大橋はクリミア半島とロシア本土をつなぐ唯一の橋で「プーチンの自尊心」と呼ばれる。開戦以降は戦争物資の補給路として活用されている。NYTは「このドローンはウクライナに対するロシアの攻撃が始まる場所を攻撃している」と伝えた。


「プーチンの自尊心」まで攻撃…1000キロ飛行するウクライナのドローン(2)

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