韓日米首脳の歴史的な初の「キャンプデービッド会談」を控えて日本メディアは今回の会合を契機に岸田文雄首相が外交成果を前面に出して局面の打開に出るとの見通しを出した。
朝日新聞は18日、米国キャンプデービッドで開かれる首脳会談を岸田首相が「岸田外交」を強調する機会だとみていると伝えた。米国と中国の間の葛藤が深まる状況で台湾で似たような状況が発生する場合、日本が巻き込まれる恐れがあるとの危機感が日本国内にあるというのが今回の3国首脳会談に対する日本の視線という説明も加えた。「力による現状変更」に反対している岸田首相としては北核問題の他にも中国の躍進、台湾海峡の緊張高揚など地域安全保障問題を3カ国の結束力で対処していくという算法が根底にあるという意味だ。
昨年バイデン大統領が日本を訪れて日本の防衛力強化を支持したことに続き、今年に入って韓日間の関係改善の雰囲気まで熟しながらキャンプデービッド会談まで行われると日本は歓迎する様子だ。岸田首相が長所として前面に出している「外交力」を浮上させる契機が用意されたということだ。岸田首相は17日午後、出国に先立ち「かつてなく強固な米国および韓国との二国間関係を土台として、3カ国の戦略的連携を強化する歴史的な機会になる」として期待感をにじませていた。
◇支持率下落防ぐ「成果」になりえるか
対外的には北核問題に対する断固とした対応、中国を念頭に置いた地域の安全保障強化という意味があるが、日本内部的には今回のキャンプデービッド会談が岸田首相の支持率下落問題を解決するカードという話も出ている。
岸田首相は5月、自身の地方区で開かれた広島G7(主要7カ国)首脳会談を契機に支持率が50%台まで上昇したが、最近下落傾向に入った。韓国の「住民登録証」のようなマイナンバーカードの導入を推進しながら相次いで問題が発生すると岸田政権の支持率は最近20~30%台まで急落した。
衆議院の解散と総選挙を控えた状況で岸田首相としては今回の3国首脳会談が支持率反騰の好材料になるという分析が出ている理由だ。朝日新聞は「3月のウクライナ電撃訪問や日韓関係改善、主要7カ国首脳会議などの影響もあって回復し『成功体験』があり、政権内には期待感が小さくない」と伝えた。
◇迫る汚染水放流…岸田首相の課題
関心が集まっているのは岸田首相が掲げている懸案、汚染水放流だ。福島第一原発で発生した汚染水を日本は「処理水」と呼んで今夏内の放流を目指している。韓国政府は汚染水放流が首脳間の議題ではないと否定しているが、日本メディアは岸田首相が個別会談を通して汚染水放流に対する説明を行うとみている。
NHKは今回のキャンプデービッド会談で岸田首相が個別首脳会談を持ち、処理水放出計画を説明して理解を求めるものとみられると説明した。あわせて放出に対して韓米両国政府ともに計画に対して一定の理解を示しているため大きな反発が出てこないだろうと伝えた。NHKは「ただ韓国国内では、野党を中心に反対や懸念の声が根強くある」としながら「日本としては、首脳会談でも丁寧に説明を重ねることで、日本との関係を重視する尹政権に配慮する姿勢を強調したい考え」と展望した。
朝日新聞は18日、米国キャンプデービッドで開かれる首脳会談を岸田首相が「岸田外交」を強調する機会だとみていると伝えた。米国と中国の間の葛藤が深まる状況で台湾で似たような状況が発生する場合、日本が巻き込まれる恐れがあるとの危機感が日本国内にあるというのが今回の3国首脳会談に対する日本の視線という説明も加えた。「力による現状変更」に反対している岸田首相としては北核問題の他にも中国の躍進、台湾海峡の緊張高揚など地域安全保障問題を3カ国の結束力で対処していくという算法が根底にあるという意味だ。
昨年バイデン大統領が日本を訪れて日本の防衛力強化を支持したことに続き、今年に入って韓日間の関係改善の雰囲気まで熟しながらキャンプデービッド会談まで行われると日本は歓迎する様子だ。岸田首相が長所として前面に出している「外交力」を浮上させる契機が用意されたということだ。岸田首相は17日午後、出国に先立ち「かつてなく強固な米国および韓国との二国間関係を土台として、3カ国の戦略的連携を強化する歴史的な機会になる」として期待感をにじませていた。
◇支持率下落防ぐ「成果」になりえるか
対外的には北核問題に対する断固とした対応、中国を念頭に置いた地域の安全保障強化という意味があるが、日本内部的には今回のキャンプデービッド会談が岸田首相の支持率下落問題を解決するカードという話も出ている。
岸田首相は5月、自身の地方区で開かれた広島G7(主要7カ国)首脳会談を契機に支持率が50%台まで上昇したが、最近下落傾向に入った。韓国の「住民登録証」のようなマイナンバーカードの導入を推進しながら相次いで問題が発生すると岸田政権の支持率は最近20~30%台まで急落した。
衆議院の解散と総選挙を控えた状況で岸田首相としては今回の3国首脳会談が支持率反騰の好材料になるという分析が出ている理由だ。朝日新聞は「3月のウクライナ電撃訪問や日韓関係改善、主要7カ国首脳会議などの影響もあって回復し『成功体験』があり、政権内には期待感が小さくない」と伝えた。
◇迫る汚染水放流…岸田首相の課題
関心が集まっているのは岸田首相が掲げている懸案、汚染水放流だ。福島第一原発で発生した汚染水を日本は「処理水」と呼んで今夏内の放流を目指している。韓国政府は汚染水放流が首脳間の議題ではないと否定しているが、日本メディアは岸田首相が個別会談を通して汚染水放流に対する説明を行うとみている。
NHKは今回のキャンプデービッド会談で岸田首相が個別首脳会談を持ち、処理水放出計画を説明して理解を求めるものとみられると説明した。あわせて放出に対して韓米両国政府ともに計画に対して一定の理解を示しているため大きな反発が出てこないだろうと伝えた。NHKは「ただ韓国国内では、野党を中心に反対や懸念の声が根強くある」としながら「日本としては、首脳会談でも丁寧に説明を重ねることで、日本との関係を重視する尹政権に配慮する姿勢を強調したい考え」と展望した。
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