2021年に京畿道議政府(キョンギド・ウィジョンブ)の小学校で自殺した教師2人のうちの1人、故イ・ヨンスン教師は、死亡の前日まで保護者のために苦しんでいたことが明らかになった。ある保護者はイ教師から返信がないため葬儀場を訪れ、遺族ともめたりもした。
◆葬儀場で遺族ともめる保護者
14日のMBC放送によると、イ教師は2021年12月、自殺する前日まで保護者からの連絡を受けていた。この日にイ教師に連絡したのは長期欠席をしていた生徒の保護者A氏で、イ教師が生前にA氏と交わしたメッセージは400件にのぼるという。イ教師の死亡直前の携帯電話にはA氏からの電話2件があった。イ教師の返信がないため、A氏は「きょう風邪で早退する」というメッセージを送った。すでにイ・ヨンスン教師が死亡した後だった。翌日まで返信がないためA氏は職員室に行ってイ教師を訪れたという。
同僚の教師は「とても乱暴だった。『突然亡くなられた』と伝えたが、信じていないようだった。嘘をつくなと言った」と伝えた。
A氏は確認をしに葬儀場を訪ねたが、弔問はしなかったという。遺族側がMBCに公開した録音によると、遺族はA氏に「ここに立っている時間も長いので、入ってください」と伝えると、「そうではない。あいさつをしに来たのではない」と拒否した。遺族が芳名録の作成を要求したが、A氏はこれに応じず、遺族が「お母様、葬儀場は遊び場ではない」と怒ると、「私に怒るのか。私を知っているのか」と答えた。これに対し遺族が「私はお母様を知らない。お母様は名前を言っていないし、誰の保護者かも伝えていない」と話すと、「来てはいけないところに来たようだ。そうでしょう」と言って出て行った。
◆手をけがした親、治療費を5年間要求
イ・ヨンスン教師が死亡した前日には、いじめを受けた別の生徒の父B氏からの連絡もあった。B氏はイ教師に自分の子どもをいじめた生徒に公開謝罪させてほしいと要求し、イ教師がこれを拒否すると怒って抗議したという。
この時期、イ教師は5年前に担任を引き受けた生徒の保護者C氏にも苦しんでいた。2016年の授業中にペットボトル切っていた途中に生徒が手をけがすると、保護者C氏は手術をしなければいけないとしてイ教師に補償を要求した。授業中に発生した事故であるため学校安全共済会の補償金200万ウォン(約22万円)が支払われたが、C氏は翌年、イ教師が休職後に軍服務をする間にも連絡をし続け、2回目の手術などを理由に手術費の要求は2021年まで続いた。
イ教師の同僚の教師は「2020年だったか、21年だったか、お酒を暴飲する人ではないのに暴飲していた」とし「『また保護者から連絡があった。私はその方と合意しない』と話していた」とMBCに伝えた。
イ教師は「この仕事は自分に合わないようだ。毎日がつらかった」というコメントを残し、2021年12月の自ら命を絶った。
◆葬儀場で遺族ともめる保護者
14日のMBC放送によると、イ教師は2021年12月、自殺する前日まで保護者からの連絡を受けていた。この日にイ教師に連絡したのは長期欠席をしていた生徒の保護者A氏で、イ教師が生前にA氏と交わしたメッセージは400件にのぼるという。イ教師の死亡直前の携帯電話にはA氏からの電話2件があった。イ教師の返信がないため、A氏は「きょう風邪で早退する」というメッセージを送った。すでにイ・ヨンスン教師が死亡した後だった。翌日まで返信がないためA氏は職員室に行ってイ教師を訪れたという。
同僚の教師は「とても乱暴だった。『突然亡くなられた』と伝えたが、信じていないようだった。嘘をつくなと言った」と伝えた。
A氏は確認をしに葬儀場を訪ねたが、弔問はしなかったという。遺族側がMBCに公開した録音によると、遺族はA氏に「ここに立っている時間も長いので、入ってください」と伝えると、「そうではない。あいさつをしに来たのではない」と拒否した。遺族が芳名録の作成を要求したが、A氏はこれに応じず、遺族が「お母様、葬儀場は遊び場ではない」と怒ると、「私に怒るのか。私を知っているのか」と答えた。これに対し遺族が「私はお母様を知らない。お母様は名前を言っていないし、誰の保護者かも伝えていない」と話すと、「来てはいけないところに来たようだ。そうでしょう」と言って出て行った。
◆手をけがした親、治療費を5年間要求
イ・ヨンスン教師が死亡した前日には、いじめを受けた別の生徒の父B氏からの連絡もあった。B氏はイ教師に自分の子どもをいじめた生徒に公開謝罪させてほしいと要求し、イ教師がこれを拒否すると怒って抗議したという。
この時期、イ教師は5年前に担任を引き受けた生徒の保護者C氏にも苦しんでいた。2016年の授業中にペットボトル切っていた途中に生徒が手をけがすると、保護者C氏は手術をしなければいけないとしてイ教師に補償を要求した。授業中に発生した事故であるため学校安全共済会の補償金200万ウォン(約22万円)が支払われたが、C氏は翌年、イ教師が休職後に軍服務をする間にも連絡をし続け、2回目の手術などを理由に手術費の要求は2021年まで続いた。
イ教師の同僚の教師は「2020年だったか、21年だったか、お酒を暴飲する人ではないのに暴飲していた」とし「『また保護者から連絡があった。私はその方と合意しない』と話していた」とMBCに伝えた。
イ教師は「この仕事は自分に合わないようだ。毎日がつらかった」というコメントを残し、2021年12月の自ら命を絶った。
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