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韓国野党、ジャンボリー運営問題で「大統領の謝罪、首相の辞任、国政調査を要求」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

11日午後にソウルW杯競技場で開催された2023セマングム「第25回世界スカウトジャンボリー」閉営式で(左から)韓悳洙首相、クォン・ファイ隊員、金賢淑(キム・ヒョンスク)女性家族部長官、李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官が拍手を送っている。 女性家族部提供

韓国最大野党・共に民主党が「2003セマングム世界スカウトジャンボリー」大会の運営問題をめぐり、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の謝罪、韓悳洙(ハン・ドクス)国務首相の辞任、国政調査を要求した。

共に民主党政策委員会の金成柱(キム・ソンジュ)首席副議長は13日、国会で記者会見を開き、「ジャンボリー運営問題は無能・無対策・無責任という尹大統領の『3無』国政運営がすべて表れた象徴的な事件」とし、このように促した。

◆「尹大統領の謝罪、首相の辞任を要求…女性家族部だけに責任問うべきでない」


金首席副議長は「まず大統領の謝罪が必要だ。これらすべての事態を責任を取り、スカウト名誉総裁の大統領が国民と世界から来た隊員と親に誠意のある謝罪をしなければならない」と主張した。

セマングムジャンボリー政府支援委員長の韓首相に対しても「梨泰院(イテウォン)惨事と地下車道惨事で表れたコントロールタワーの不在がジャンボリーでも表れた」とし「与党は女性家族部責任論を提起しているが、いずれなくす女性家族部だけに責任を問うのではなく、ジャンボリー支援委員長の韓悳洙首相が責任を取ることだ」と強調した。

続いて監査院などが大々的な監察をするという見通しについて「ジャンボリーの運営問題に最も大きな責任がある首相室が自分たちの問題をどう監察するのか、すでに大統領に忠誠をつくしている監査院がまともに監査できるのか疑問」とし「国会が国政調査を通じて政府と組織委、全羅北道(チョンラブクド)の責任を究明できるようにすべき」と主張した。

続いて「国政調査を通じて政府・組織委・全羅北道の責任を明確にするべき」とし「ジャンボリーの失敗を教訓に、釜山(プサン)エキスポ(国際博覧会)招致の障害にならないようにするためにも責任の所在を明らかにする必要がある」と述べた。

◆「地方政府への責任転嫁は卑怯…会計年度決算を『尹錫悦』決算と規定」

この日の記者会見で民主党はジャンボリー運営問題後に与党が前政権に責任転嫁をしているとして反論した。

金首席副議長は「ジャンボリー開幕以降、未熟な運営が俎上に載せられると、大統領室はこれまでと同じように『前政権』に言及したが、『前政権』への責任転嫁が効果を得られず『地方政府』責任論にまで言及した」と批判した。

また「セマングム招致を決定したのは2015年の朴槿恵(パク・クネ)政権当時だった」とし「文在寅(ムン・ジェイン)政権は野営地の確保などインフラを築き、大会運営の準備は尹錫悦政権の課題だった。総額1170億ウォン(約127億円)は前政権の2021年に156億ウォン、尹大統領が就任した22年に398億ウォン、今年は617億ウォンが投入された」と指摘した。

そして「ジャンボリー組織委には女性家族部と文化体育観光部、行政安全部長官が参加した」とし「政府が決定して全羅北道が執行する行事を全羅北道の責任にするのは卑怯だ」と指摘した。

民主党は今月末の2022年会計年度決算に対する国会審査に関連し「国政運営を評価する尹錫悦決算と規定する」と予告した。野党は今回の決算でジャンボリー大会、楊坪(ヤンピョン)高速道路事業、龍山(ヨンサン)大統領室移転など尹錫悦政権で論議を呼んだ主要事業を問いただす一方、前政権で始まったという理由で削除された予算を点検する方針だ。

金首席副議長は与党が記者懇談会を予告していることについて「恥を知るなら言い訳と責任転嫁でなく、反省と謝罪からするべき」とし「民主党と全羅北道も謝罪することは謝罪し、責任を取るべきことは取る」と明らかにした。



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