この日、ソウルＷ杯競技場では公演前の３０分間、「閉営式」が開かれた。「２０２３世界スカウトジャンボリー」活動映像には隊員がセマングム野営地でテントを設置する瞬間から全国各地でテコンドーを習い、伝統文化を体験する姿が登場した。韓国の隊員が次期世界スカウトジャンボリー開催国のポーランド隊員にスカウト連盟旗を手渡す伝達式も行われた。

世界スカウト連盟のアハメド・アレンダヴィ事務総長はこの日の閉営式で「この数日間は多くのことがあり、容易でない時間だった。私たちはこのすべての挑戦に直面して乗り越え、強い精神力と決断力でお互い支え合って一つになった」とし「これまでの旅程でこれほど多くの挑戦と極限の気象環境を経験したことはない。『旅をするジャンボリー』は今回が初めてだった」と振り返った。

続いて「挑戦に立ち向かって創造力と回復力を見せたこの経験は貴重だ。私たちは戻ってきたし、ジャンボリーは再結合した。改めて立証されたのは、もし誰かがこの難しいことができるとすれば、それはスカウトという点だ」と述べ、４万人の隊員の拍手を受けた。
ジャンボリー４万人が韓国語で合唱…ソウルＷ杯競技場に響く（１）