◆韓国政府「全面支援」後に現場に行ってみると
「トイレ・シャワールームが最初は汚れていましたが、今はきれいになりました。水もよく出るし、長い列に並ばなくても利用できる程度になりました」
6日、全羅北道扶安郡(チョルラブクド・プアングン)のセマングム・世界スカウト・ジャンボリー大会会場で会ったスリランカ出身のタカルタガ・コララさん(18)が言った言葉だ。
今月1日の開幕以降、「人を追い込む猛暑」「押し寄せる蚊の群れ」「汚物だらけのトイレ」など総体的な問題の指摘を受けてきたセマングム・ジャンボリー施設が改善されたという評価が出ている。政府が乗り出して「あらゆる資源を動員して参加者の安全管理に最善を尽くす」とし、予算・人材を支援したためだ。
トイレ・シャワー場だけでなく猛暑対策施設も変化した。参加者は会場のいたるところに設けられた冷房バスに随時出入りして涼んだ。
6日に発表された政府の追加改善方案によると、元は130台だった冷房バスは262台に拡大運営され、清掃人材930人が追加投入されて合計1400人余りがトイレなど主要施設の衛生状態を管理する。エリアの随所には暑さを避けて休める日よけ幕やキャノピーなどが69カ所追加設置され、水遊び施設も8カ所用意した。エリア内シャトルバスも2倍に増車し、計24台が10分間隔で運行する。
また前日、尹錫悦大統領が韓国の産業や文化、歴史や自然を見ることができる観光プログラムを緊急追加するように指示したことにより、17市・道の協力を得て90種類の観光プログラムを用意した。大韓仏教曹渓宗も全国170余りの寺院を開放し、参加団の要請があればキャンプ地や宿泊を提供する予定だ。
大会プログラム170個余りのうち相当数が猛暑のため中止されたが、一部は予定通り行われた。6日午前8時30分からセマングム環境生態団地では植樹行事が開かれた。この行事には150カ国の参加国のうち78カ国のスカウト隊員と運営要員など500人余りがカエデやヒトツバタゴの苗木などを植えた。全羅北道が気候危機を共に克服しようという趣旨で準備した「セマングム・ジャンボリー記念森造成植樹行事」だ。スイスのスカウト隊員のフローリス・ギシンさん(16)は「後日機会があれば、私が植えた木がよく育っているかまた来てみるつもりだ」と話した。
改善されたジャンボリー現場の状況に満足しているという反応が外信報道にも出た。スペイン・ベルギー・フランスなどから来た一部スカウト隊員はBBCに「冷水や扇風機、日陰の場所などが提供されて状況が良くなった」とし「野営地に残っていることができて嬉しい」と話した。
スペインから来た16歳の少女は「イベント初日(1日)、妹が猛暑で病院に運ばれたが、今は回復して状態が良くなった」とし「状況が良くなったのに、英国などの早く帰った友達とずっと一緒にいられなくて残念」と話した。
一方、早期退営した英国隊員の両親らがソウルホテルの状況に不満を吐露した。ガーディアン紙は5日(現地時間)、16歳の息子をジャンボリーに行かせた英国の母親が「5日に退営してソウルのホテルに行ったというニュースに安堵したが、ホテルもベッドが足りず、床で寝る場合もある」と話したと報じた。BBC放送によると、5日にソウルに到着した英国の一部隊員はホテルに一室5人ずつ泊まっており、約250人はソウルのホテルの宴会場で寝た。
◆3カ国6000人が撤収=6日現在まで英国(4400人余り)、米国(1500人余り)、シンガポール(60人余り)の3カ国6000人ほどが撤収し、ジャンボリー現場には150カ国3万7225人ほどが残っている。韓国ボーイスカウト全北連盟所属の参加者80人余りもキャンプ場でタイの男性指導者が女性シャワールームに入った事件と関連し、6日早期に撤収を決めた。
「トイレ・シャワールームが最初は汚れていましたが、今はきれいになりました。水もよく出るし、長い列に並ばなくても利用できる程度になりました」
6日、全羅北道扶安郡(チョルラブクド・プアングン)のセマングム・世界スカウト・ジャンボリー大会会場で会ったスリランカ出身のタカルタガ・コララさん(18)が言った言葉だ。
今月1日の開幕以降、「人を追い込む猛暑」「押し寄せる蚊の群れ」「汚物だらけのトイレ」など総体的な問題の指摘を受けてきたセマングム・ジャンボリー施設が改善されたという評価が出ている。政府が乗り出して「あらゆる資源を動員して参加者の安全管理に最善を尽くす」とし、予算・人材を支援したためだ。
トイレ・シャワー場だけでなく猛暑対策施設も変化した。参加者は会場のいたるところに設けられた冷房バスに随時出入りして涼んだ。
6日に発表された政府の追加改善方案によると、元は130台だった冷房バスは262台に拡大運営され、清掃人材930人が追加投入されて合計1400人余りがトイレなど主要施設の衛生状態を管理する。エリアの随所には暑さを避けて休める日よけ幕やキャノピーなどが69カ所追加設置され、水遊び施設も8カ所用意した。エリア内シャトルバスも2倍に増車し、計24台が10分間隔で運行する。
また前日、尹錫悦大統領が韓国の産業や文化、歴史や自然を見ることができる観光プログラムを緊急追加するように指示したことにより、17市・道の協力を得て90種類の観光プログラムを用意した。大韓仏教曹渓宗も全国170余りの寺院を開放し、参加団の要請があればキャンプ地や宿泊を提供する予定だ。
大会プログラム170個余りのうち相当数が猛暑のため中止されたが、一部は予定通り行われた。6日午前8時30分からセマングム環境生態団地では植樹行事が開かれた。この行事には150カ国の参加国のうち78カ国のスカウト隊員と運営要員など500人余りがカエデやヒトツバタゴの苗木などを植えた。全羅北道が気候危機を共に克服しようという趣旨で準備した「セマングム・ジャンボリー記念森造成植樹行事」だ。スイスのスカウト隊員のフローリス・ギシンさん(16)は「後日機会があれば、私が植えた木がよく育っているかまた来てみるつもりだ」と話した。
改善されたジャンボリー現場の状況に満足しているという反応が外信報道にも出た。スペイン・ベルギー・フランスなどから来た一部スカウト隊員はBBCに「冷水や扇風機、日陰の場所などが提供されて状況が良くなった」とし「野営地に残っていることができて嬉しい」と話した。
スペインから来た16歳の少女は「イベント初日(1日)、妹が猛暑で病院に運ばれたが、今は回復して状態が良くなった」とし「状況が良くなったのに、英国などの早く帰った友達とずっと一緒にいられなくて残念」と話した。
一方、早期退営した英国隊員の両親らがソウルホテルの状況に不満を吐露した。ガーディアン紙は5日(現地時間)、16歳の息子をジャンボリーに行かせた英国の母親が「5日に退営してソウルのホテルに行ったというニュースに安堵したが、ホテルもベッドが足りず、床で寝る場合もある」と話したと報じた。BBC放送によると、5日にソウルに到着した英国の一部隊員はホテルに一室5人ずつ泊まっており、約250人はソウルのホテルの宴会場で寝た。
◆3カ国6000人が撤収=6日現在まで英国(4400人余り)、米国(1500人余り)、シンガポール(60人余り)の3カ国6000人ほどが撤収し、ジャンボリー現場には150カ国3万7225人ほどが残っている。韓国ボーイスカウト全北連盟所属の参加者80人余りもキャンプ場でタイの男性指導者が女性シャワールームに入った事件と関連し、6日早期に撤収を決めた。
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