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<世界ジャンボリー>「大人たちがごめん」氷水持って駆けつけた韓国群山の住民たち

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

4日、全羅北道扶安のセマングムで開かれている「2023セマングム世界スカウトジャンボリー」の会場で猛暑と熱帯夜により熱中症患者が続出している。チェ・ギウン記者

猛暑と衛生問題などで一部参加国の早期撤退まで起きた第25回セマングム世界スカウトジャンボリー大会に地域住民と医療界、企業などの支援が続いている。

韓国女性家族部が6日に明らかにしたところによると、猛暑の中でジャンボリー医療支援のため前日にセブランス病院、ソウル大学病院、高麗(コリョ)大学安岩(アナム)病院、中央大学病院、サムスンソウル病院から医師17人、看護士18人など医療人材55人が追加で投入された。




大韓病院協会、大韓医師協会、大韓看護協会、大韓薬剤師会なども現場に支援団を送る。医師協会関係者は「医療人材がさらに必要ならば会員を追加で募集し参加できるよう促したい」と話した。

ジャンボリーの玄関口である「ウェルカムセンター」の1階には全羅北道(チョンラブクド)薬剤師会と大韓医師協会所属の薬剤師と医師ら10人ほどが患者を迎えた。キム・ヒョンス薬剤師は「虫除けと虫に刺された時の飲み薬、風邪薬などがたくさん出る。午前中だけで15人ほどが薬を受け取った」と話した。

地域住民も猛暑で疲れたジャンボリー参加者を助けるため立ち上がった。全羅北道群山(クンサン)のボランティア団体は大会期間中に群山近代歴史博物館などを訪れるスカウト隊員に4日から毎日ミネラルウォーター1000本とイオン飲料500本を無料で提供している。同団体は4日、フェイスブックに「大人たちがごめんね」としてこうした内容を伝える投稿をして話題を集めたりもした。彼らは冷たい氷水とイオン飲料を参加者に渡すためワタリガニ用の冷凍庫まで動員した。同団体総括マネージャーのナム・サンチョンさんは「残念な気持ちからミネラルウォーターの無償供給を決めたが、12時間で目標金額の200万ウォンを達成し、48時間で950万ウォンが集まった」と話した。

財界も腕をまくった。サムスンは7日から新入社員150人を大会会場に派遣してごみ拾いなど環境美化活動を助けると6日に明らかにした。また、ジャンボリー参加学生らを対象に事業所見学プログラムも運営することにした。これに先立ちサムスンはエアコン付きの簡易トイレ7セットと散水車5台、電動カート11台、健康飲料20万本提供などの支援活動をした。

LGグループはミネラルウォーターとイオン飲料20万本を提供し、参加者が休息を取れるテント300個と衛生用品5万個を支援することにした。HD現代もやはり120人ほどの奉仕団を大会現場に緊急派遣したし、アモーレパシフィックグループは4万個の日焼け止めクリームを支援した。SPCグループは行事期間中に毎日アイスバーとパンを3万5000個ずつ提供することにし、韓国貿易協会は生活用品店のダイソーとともにクールスカーフ4万5000枚を緊急支援することにした。会場でコンビニエンスストアを運営するGS25は4日から毎日ミネラルウォーター4万本を無償で供給している。



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