「会社の代表が大切な部位を触った」…成人グラビアモデルが暴露=韓国
成人グラビアモデルのカン・インギョンさん(25)は26日、YouTubeに「アートグラビア代表の性的暴行暴露します」と題する映像を公開した。
カンさんは同社のチャン代表が多数の所属モデルに繰り返し性暴行を加えてきたと主張した。
2020年に創刊したアートグラビアは日本式の成人写真「グラビア」を韓国に持ってきて写真集を発表している会社だ。
この日の放送には同社所属モデルのチャンジュさん、ウヨさん、シラさんが出演してチャン代表からセクハラ・性的暴行を受けたと暴露した。
チャンジュさんは「2020年2月ごろ、京畿道(キョンギド)のあるホテルで行われた撮影でチャン代表が撮影中に『足をベッドから出すように横になって』と言った」とし「それからニットをたくし上げると強制的に私の大切な部位を手で触った」と明らかにした。チャンジュさんはチャン代表がセクハラしようとするたびに不快さを表現して拒否意思を表明したが、このような行動は続いたと説明した。また、チャン代表が「ガスライティング」を通じてモデルの心理を支配した状態で性暴行を加えてきたと話した。
チャンジュさんは「チャン代表は『君が撮影をうまくできるように私が手伝っているんだ。目を閉じて感じろ。ただ私が彼氏だと考えて楽しめばいいじゃないか』と話して自分の行動を正当化しようとした」とし「また『君の表情や視線が良くないから手伝ってやっただけだ。他のモデルにはそうしない。これは私たちの2人だけの秘密だ。他の人には絶対に言ってはダメだ』と言った」と説明した。
ウヨさんとシラさんも似たような被害事実を告白した。ウヨさんは「毎回このような行為を受けるたびにはっきりと拒絶意思を明らかにしたが、チャン代表は『君はうまくいくと思うし、うまくいってほしいと思うからこそこうするんだ。他のモデルにはこのような行動は絶対しない。君が特別だからこうするんだ』と繰り返し話した」と主張した。
続いて「それまで『私だけ我慢すれば何事もない』と思ったり、契約期間のことを考えて『いっそ死んでしまおうか』と悩んだりもした」とし「言いたくても返ってくる経済的報復と普段からもよく言われた暴言や大声が怖かったし、私が住んでいる家まで来て何かするのではないかと思って話すことができなかった」と説明した。
シラさんも「私もまた、長い間何回も強姦されて、私が反抗するとすぐに抑圧した」とし「さらには携帯電話で動画も撮影した」とした。あわせて「他の被害者の方々と同じようにチャン代表は『今日あったことについて他の人には絶対言うな』と脅迫した」とし「動画が流出するのではないかと思って怖くて何も言えなかった。お金を稼ぐためにはモデル活動を続けなければならない状況だったので我慢してやった」と話した。
現在、彼女たち以外にもアートグラビアで仕事をした7人の元・現職モデルがSNS等を通して被害事実を暴露している。チャンジュさんとカン・インギョンさんは被害者のうち未成年者も含まれていると主張した。映像は該当の未成年者が被害事実を証言する音声も伝えた。
この日の放送の最後にはチャン代表側の弁護士が「放送を通じて虚偽事実を流布する場合、法的措置を取る」と送ったメッセージが公開された。
チャン代表側は「合意金名目で2億ウォン(約2207万円)および株式50%を対価として要求したことも脅迫罪に該当する場合がある」と伝えた。これに対してカンさんは虚偽事実だとし、チャン代表と電話をした音声を公開した。
チャン代表はカンさん側との電話で「もしニュースに出てくることになったら会社は終わる。だからインギョンをはじめとするモデルたちに会社の株100%をすべて譲渡しようと思う」と話した。
しかしチャン代表は最近ある言論とのインタビューで関連容疑を否認した。
これに先立ってチャンジュさん、ウヨさん、シラさんは21日、チャン代表を強姦などの容疑で警察に告訴した。警察関係者は「近く被害者を呼んで被害事実を確認した後、代表を呼んで調査する予定」と話した。
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