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NATOとロシアが衝突するのか…プーチン大統領「ポーランド、ベラルーシ侵攻時に対抗する」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ロシアのプーチン大統領

ロシアのプーチン大統領がポーランドを狙って「ベラルーシに対するいかなる攻撃もあらゆる手段を動員して対応する」と警告した。ベラルーシがポーランドから攻撃を受けた場合、ロシアが直接対抗するという意味だ。今回の発言でポーランドとベラルーシ間の緊張がさらに高まり、北大西洋条約機構(NATO)とロシアとの直接衝突に対する懸念が高まっている。このような中、ベラルーシのルカシェンコ大統領は23日(現地時間)、プーチン大統領とロシアで首脳会談を行う予定だ。

ロイター・ブルームバーグ通信などによると、プーチン大統領は21日の定例国家安全保障会議で「ベラルーシはロシア連邦国家の一部だ。ベラルーシに対する侵略はロシアに対する侵略であり、我々が持っているあらゆる手段を動員して対応する」と述べた。

このような発言は、ポーランドとベラルーシ国境で軍事的緊張感が高まっている状況から出た。ポーランドは最近、ベラルーシとベラルーシに駐留しているロシアのワグネル傭兵の侵攻の可能性に備え、国境地域に2つの旅団を配置するなど警戒態勢を強化した。ポーランドとベラルーシの両国はいずれもウクライナと国境を接している。しかしポーランドはNATO加盟国であり、ウクライナ最大の友好国であり、ベラルーシはロシアが戦術核兵器まで配備した親ロ国家だ。


プーチン大統領は、ポーランドがウクライナとベラルーシの領土占領を狙っていると主張した。また「ポーランドがリトアニア、ウクライナと連合部隊を創設するという報道があった」とし「彼らはウクライナ西部の安保保障が目標だというが、実際は該当領土の後続占領のためのもの」と主張した。「ポーランドはベラルーシの土地を夢見ている」とも語った。

プーチン大統領は「ポーランドは、自国の西部領土の一部がヨシフ・スターリン(世界第2次大戦当時、旧ソ連指導者)からの贈り物であることを忘れている」と述べ、ポーランドの反発を買った。ポーランドはロシア大使を招待して抗議した後、「虚構的な歴史主張」と批判した。

ポーランドとロシア・ベラルーシ間の緊張が高まるにつれ、NATOとロシア間の直接衝突の可能性が高くなったのではないかという懸念も出ている。

CNNによると、ポーランドは東部国境にさらに多くの兵力投入を予告した。ベラルーシ軍とワグネル傭兵がポーランド国境近くで合同練習を行い、脅威が大きくなったという判断からだ。ウクライナ政府は22日、「現在、ベラルーシにワグネルの傭兵が5000人ほど配置されている可能性がある」と伝えた。これに先立って、ドイツのボリス・ピストリウス国防相は21日、「ドイツとNATOは東部国境を防御するため、ポーランドを支援する準備ができている」と明らかにした。

ロシアのワグネル傭兵は先月24日、首長エフゲニー・プリゴジン氏の主導で武装反乱を起こし、1日後に撤退した後、ベラルーシに根拠地を移した。

ロシア大統領府は23日、「ルカシェンコ大統領がプーチン大統領と首脳会談を行い、両国の戦略的パートナーシップ発展について話し合う」と述べた。ロイター通信は「プーチンがルカシェンコ大統領にウクライナ戦争に参戦するように圧力をかける可能性がある」と見通した。

このような中、米国情報当局が「戦術核をベラルーシに配備した」というプーチン大統領の主張を事実と判断しているという外信報道が出た。CNNによると、21日、米国防総省傘下の国防情報局(DIA)高官らはプーチン大統領のこのような主張に対して「疑う理由はない」と述べた。

プーチン大統領は先月、「ロシアの核弾頭がベラルーシ領土に配備された」と明らかにしている。ただ、米高官はこのように判断する根拠は公開しなかったとメディアは伝えた。



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