ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のベビーパウダー
19日(現地時間)、ロイターやブルームバーグ通信によると、米国カリフォルニア州裁判所で開かれた裁判で陪審員団はがん患者のアンソニー・エルナンデス・バルデス(Anthony Hernandez Valadez)さん(24)の損害賠償請求を認めてJ&Jに1880万ドル(約26億1700万円)の賠償を評決した。
バルデスさんは子どもの頃にベビーパウダーを使ってアスベスト(石綿)にさらされ、心臓周辺で発見されるがんの一種、中皮腫にかかったと主張した。バルデスさんの母親アナ・カマチョ(Anna Camacho)さんは赤ちゃんの時から子どもの時までバルデスさんにベビーパウダーを多く使ったと陪審員団の前で泣いて証言した。
J&Jは滑石を主原料としてベビーパウダーを作った。一部の消費者はここに発がん性物質であるアスベストが一部混入しており中皮腫や上皮性卵巣がんを誘発すると主張してきた。J&Jは現在3万8000件余りの関連訴訟を抱えている。J&Jはベビーパウダーと発がんの間には相関関係はないという既存の主張を繰り返している。
同社のエリック・ハース副会長は「今回の評決はJ&Jのベビーパウダーが安全でアスベストも入っておらずがんを引き起こすこともないという数十年にわたる独立的な科学的評価から外れるものだ」とし「控訴する方針」と明らかにした。
これに先立ち、J&Jは米国カナダで滑石を原料としたベビーパウダーの販売を2020年に中断した。製品にはアスベストが入っていないとしながらも「売上減少」を理由にあげて滑石の代わりにとうもろこしのデンプンを使うことにした。また、発がん問題関連の訴訟を避けるために法的責任を負う事業部を分離して子会社LTLマネジメントを作った。LTLは創立後、破産申請をしてベビーパウダーの訴訟を中断させた。発がん問題を巡り多くの訴訟が中断されたが、裁判所はバルデスさんの寿命がそれほど長くない点を考慮して裁判をそのまま進めた。
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