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「女性乗客が『私の脚を触って』とセクハラ」…60代タクシー運転手が告訴=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
全羅南道麗水(ヨス)で60代のタクシー運転手が20代と推定される若い女性乗客からセクハラにあったとして告訴し、警察が捜査に入った。

麗水警察署によると、タクシー運転手A氏(64)は女性乗客からセクハラを受けたとして17日午後に告訴状を提出したという。A氏の告訴状には、5月24日午前1時ごろ、麗水鶴洞の繁華街で女性乗客を乗せている間にセクハラを受けたという内容が書かれている。

これに先立ちA氏はこの日、CBSラジオ番組『キム・ヒョンジョンのニュースショー』で当時の状況について話した。


A氏が公開したブラックボックスの映像では、タクシーに乗った女性が「ブラックボックスを消してほしい」「私の脚を触ってほしい」「警察に言わない」「美人局ではない」と話す姿があった。またA氏の手を強制的に自分の太ももに引き寄せたりもした。

A氏は「タクシーの40年間運転しているが、こういうことは初めて」とし「夜間の営業が多いが、この件があってから女性の客を乗せれば不安になり、夜間は働かない。最近、会社もやめた」と明らかにした。

A氏は当時の状況について「女性がタクシーに乗る時は特に何もなかったが、10分ほどの距離の目的地まで行く途中、突然ブラックボックスを消してほしいと言ってからおかしな行動を始めた」と説明した。

A氏は「(女性は)目的地に到着してタクシー料金を払ったが、降りずに見つめながら突然『私の脚を触ってほしい』と言った」とし、女性は太ももの方に運転手の手を引っ張ったと伝えた。こうした状況は10分間ほど続いた。

A氏は「それはいけない。なぜそんなことをするのか」と尋ねると、女性は「警察に言わないから心配しなくてもいい。私は美人局ではない」と答えた。当時、女性は酒に酔っていなかったという。

女性が降りた後、A氏は不安を感じて警察に向かい、ブラックボックスの映像を見せた。映像を見た警察は「運転手に問題はないから心配しなくてもよい」ということを話して帰した。

A氏は当時、捜査を要請することを考えていなかった。しかし同僚のタクシー運転手から自分も似た経験があったと証言が出てくると、警察に正式に告訴した。A氏はこの乗客の行為が偶発的なセクハラでなく合意金を狙った計画犯罪と疑っている。

警察はA氏のタクシーブラックボックス映像などからこの女性を追跡する一方、女性に対して強制醜行容疑を適用するかを調査している。警察関係者は「告訴人に対する1次調査を終えた状態であり、女性を捜し出すのに集中している」と伝えた。



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