15日に慶尚北道栄州市長寿面葛山里で発生した山崩れ現場。アン・デフン記者
韓国山林庁は15日午後10時30分を期して釜山(プサン)・大邱(テグ)・蔚山(ウルサン)・慶尚南道(キョンサンナムド)地域の山崩れ危機警報を「警戒」から「深刻」に引き上げた。
16日まで全羅南道(チョンラナムド)、慶尚南道、慶尚北道(キョンサンブクド)南部地域に1時間当たり50~80ミリ以上の強い雨が降ると予報されたことにともなう後続措置でこうした危機警報を発令した。
山林庁の南成鉉(ナム・ソンヒョン)庁長は「続く集中豪雨で地盤が弱くなっており山崩れ発生の危険が非常に高い。国民は緊急災害メッセージと自治体の放送などに耳を傾け、危機状況時には必ず自治体施設や学校など安全な所に速やかに避難してほしい」と呼び掛けた。
一方、中央災害安全対策本部はこの日午後11時基準で26人が死亡し10人が行方不明と発表した。これは五松(オソン)地下車道浸水による人命被害は含まれていない。
五松地下車道での行方不明を合わせると今回の豪雨による死亡・不明者は50人に迫る。この日午前清州市(チョンジュシ)五松の地下車道が突然の増水により浸水し、午後10時基準で1人が死亡し11人が不明となっていることが把握された。9人は事故直後に救助された。15台の車が浸水した。
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