こうした中、マスク氏とザッカーバーグ氏の２人のＣＥＯの格闘技対決が実際に行われるかも注目される。マスク氏は１０日、ツイッターユーザーのコメントに「ザッカーバーグはカスだ」と書き残して再び話題になった。

◇スレッズの成長続くか

フェイク情報とヘイト表現などツイッターが体験した議論をスレッズは避けられるかも注目される。ツイッターで信頼安全部門の責任者を務めたヨエル・ロス氏は最近中央日報とのインタビューで「（マスク氏のツイッター買収以降）児童ポルノや違法取引、テロほう助行為などを監視するチームが大きく縮小され、関連問題をツイッターが解決できるか疑問」と話した。これに対しザッカーバーグ氏は「スレッズは公的対話に向け開放された親密な空間」と紹介しながらスレッズの「水質管理」に気を遣っている。メタのフェイスブックは米議会占拠事件後にトランプ前米大統領のアカウントを遮断するなど強力なコンテンツ管理で米国保守陣営の不満を買っている。現在スレッズはインスタグラムのコンテンツガイドラインをそのまま適用している。こうした中、ブルームバーグは８日、「スレッズにフェイク情報やヘイト表現を入れた投稿が広がっている」としながら新型コロナウイルスなど疾病関連の誤情報を拡散したり、極右性向を持っているユーザーがスレッズに登録していると報道した。


まだ広告がないスレッズの収益化時期も注目を集める。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、メタは広告主にスレッズには当分広告機能を盛り込まないという立場を伝えた。当面は広告よりもサービス安定化が優先という理由からだ。米国のある広告代理店役員は同紙にメタの広告技術とターゲティング能力は最高だとしながら「スレッズのターゲット広告は莫大な収益を出せるだろう」と予想する。インスタグラムのアダム・モッセーリＣＥＯは米ＩＴメディアのザ・バージとのインタビューで「（スレッズで）当面の収益創出はしない」としながらも、「収益モデルは広告になるだろう」とした。メディア専門家であるカン・ジョンス博士は「昨年広告売り上げが急減したメタはインスタグラム、フェイスブックとスレッズの広告を結合して今後広告売り上げ最大化を狙うだろう。ティックトックと若いユーザーをめぐり競争するメタがスレッズに１０～２０代を取り込めなければスレッズもメタの成長戦略では限界に至るだろう」と話した。


たった１０３時間…スレッズ１億人登録、憤慨するマスク氏は挑発（１）