中国の歌手ココ・リーさん [微博]
新京報など中国メディアが9日に伝えたところによると、リーさんは死去する前に作成した遺言状ですべての財産を86歳の母親に渡すと明らかにした。
リーさんは1990年代後半の中華圏最高女性歌手の1人だ。世界最大興行作である『グリーン・デスティニー』の主題歌『月光愛人』、ディズニーアニメ『ムーラン』の主題歌『リフレクション』などを歌った。30年以上にわたり活動してきた彼女の資産は10億香港ドルに上るという。
しかしリーさんの姉ナンシー・リーさんとキャロル・リーさんは5日、ソーシャルメディア(SNS)に彼女が2日に自宅で極端な選択をしたと明らかにした。リーさんはすぐに病院に運ばれたが数日間意識を取り戻さないまま3日後に結局死亡した。
リーさんの夫であるブルース・ロッコウィッツ氏は彼女が死亡した当時香港におらず、訃報を受け帰ってきたという。
ロッコウィッツ氏は「リーさんは最も愛する妻であり、愛する友であり大切な家族だった。情熱と献身、誠実な性格で周囲のすべての人に光を照らした」と追悼した。
2人は2011年10月、8年間の熱愛の末に結婚した。2人の間に子どもはなく、ロッコウィッツ氏が最初の結婚で得た2人の娘とともに過ごした。
しかし香港メディアHK01によると、リーさんはロッコウィッツ氏の不倫で2年前から別居し離婚手続きを踏んでいた。離婚は今月中に終えられる予定だったという。
一方、ロッコウィッツ氏が遺産をめぐり訴訟を準備していると伝えられ、この日中国最大ポータルであるバイドゥのリアルタイム検索語に登場したりもしたが、2人をめぐるうわさについて正確に明らかになっているものはない。
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