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衛星打ち上げか 閲兵式の準備か…金正恩委員長が異例にも金日成主席追悼を非公開

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が8日の金日成(キム・イルソン)主席29周忌を迎えて追悼する姿が翌日の9日になっても公開されず、その背景が注目されている。

朝鮮中央通信と朝鮮中央テレビは金委員長が当日に祖父の遺体が安置された錦繍山太陽宮殿を参拝した事実を報じたが、関連写真・映像は9日夜まで出ていない。アナウンサーのコメントだけで参拝が伝えられた。

金委員長は2012年に執権して以降、2018年を除いて毎年、金日成主席の忌日に錦繍山太陽宮殿を参拝し、その姿が必ず公開されてきた。


政府関係者は「異例」とみている。ただ、「正常な状況でない」としながらも拡大解釈を警戒する雰囲気だ。

こうした異例の雰囲気は6月に開催された全員会議でも感知された。金委員長が先月16-18日に労働党第8回全員会議に出席した姿は写真で公開されたが、演説や主要発言は報道されなかった。

金正恩委員長の執権以降に開催された15回の全員会議で、演説や発言内容が国営メディアで全く言及されなかったのは、党大会と重なって開かれた全員会議を除いて当時が初めてだった。専門家らはさらに重大な関心状況に没頭するため空白を置いていると分析した。

統一研究院のホン・ミン北朝鮮研究室長は「金正恩委員長はより一層重大な関心事項があって没頭したり、適切にターム(期間)を置きながら公開活動の空白が必要だと判断する時期がある」と話した。

最近、金委員長の公開活動は全員会議を除いて偵察衛星打ち上げ事業に集中していたため、金委員長がこの事業の成果を出すのに集中する状況という解釈も出てきた。

また今年は北朝鮮が大々的に記念する5・10周年であるため軍事成果を誇示する閲兵式(軍事パレード)を準備する状況が何度か捕捉され、閲兵式に関心を集めるための戦略という推定も出ている。ホン室長は「主要武器を閲兵式に華麗に登場させ、スポットライトをそこに集中させることに関心を持っている可能性がある」と推測した。



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