米軍の無人攻撃機MQ9リーパーが昨年9月にGBU12ペイブウェイ2レーザー誘導爆弾とAGM114ヘルファイアミサイルなどで武装してアフガニスタン南部上空を飛行している。[写真 米空軍]
6日(現地時間)、AP通信によると、米空軍は5日午前10時40分頃、ロシアのSU(スホーイ)35戦闘機3機が米軍無人機MQ-9に近接して飛行して熱追跡ミサイルを誘導するフレアを発射し、無人機が回避起動したと発表した。米空軍はホームページに関連映像を公開した。
米空軍は、ロシアの戦闘機が無人機の前でアフターバーナー(戦闘機再燃焼装置)を稼動して速度と空気圧を大幅に引き上げながら乱暴な機動を行い、無人機の安全運行に影響を及ぼしたと発表した。空軍は「このような出来事はシリアで活動するロシア空軍の非専門的で安全でない行動を示している」と批判した。
ロシア戦闘機の威嚇的飛行は24時間後に再度起こった。米空軍は6日午前9時30分頃にもシリア北西部上空でロシア戦闘機が米軍無人機前にフレアを投下し、危険なほど接近して飛行しながら威嚇したと発表した。該当無人機は武装しておらず、通常偵察任務を遂行するものだとAPは伝えた。
先立って、今年3月にもロシア戦闘機SU27が2機、黒海上空の国際空域で米軍無人機MQ-9に対する遮断機動を実施した。当時、ロシアSU27機1機がMQ-9のプロペラに衝突し、米軍無人機が国際海域に不時着した。
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