4日午後、産業通商資源部のチュ・ヨンジュン産業政策室長の主宰で「産業供給網点検会議」が開かれた。3日に中国商務省と海関総署(関税庁)が発表したガリウムとゲルマニウムの輸出統制措置が韓国の製造産業に及ぼす影響を点検するものだ。会議には韓国の半導体・ディスプレー企業、素材・部品・装備産業供給網センター、韓国鉱害鉱業公団などから関係者が参加した。チュ室長は「今回の措置による短期需給影響は限定的とみられる」としながらも、「中国の輸出統制がいつまで続くのか不透明で、他の品目に拡大する可能性も排除することはできない。中国の動向を綿密に点検し迅速に対応していきたい」と話した。
米国と中国が行う半導体戦争は新たな局面に入り込んだ。中国政府が8月1日からガリウムとゲルマニウムの輸出を統制すると宣言してだ。イエレン米財務長官の中国訪問をわずか3日後に控えて断行した措置だ。ブルームバーグは「今回の発表はイエレン長官が北京を訪問する数日前になされたが、ホワイトハウスが(半導体関連の対中)輸出統制を解除するよう圧迫する目的」と解説した。