釜山(プサン)南区の神仙台(シンソンデ)埠頭。 ソン・ボングン記者
韓国産業通商資源部が3日に明らかにしたところによると、先月の貿易収支は16カ月ぶりに黒字に転換し、輸出減少率もこの8カ月で最も少ない水準を記録するなど、貿易全般で反騰のシグナルが現れた。だが上半期全体に目を向けると韓国の貿易は依然として先行きは不透明だ。上半期の輸出額は3073億ドルで前年同期比12.3%減少し、累積貿易赤字も263億1000万ドルに達する。
それでも上半期の輸出がさらに減ることなく持ちこたえたのはEUと中東市場の役割が大きかった。最大市場である中国への輸出は1年前より26%急減し、東南アジアが20.4%、中南米が14.6%減った。米国への輸出も0.3%の増加で横ばいに近かった。これに対しEUへの輸出は1年前より5.7%増えた358億8000万ドル、中東への輸出は14.3%増の97億9000万ドルとなった。特にEU向け輸出額は上半期基準で過去最高となった。
両地域への輸出増加は自動車と一般機械が主導した。1月1日~6月25日基準でEU向け輸出を品目別で見ると、自動車が56.9%、一般機械が8.6%など、増加傾向が明確だった。自動車の実績は付加価値が高い電気自動車をはじめとするエコカー輸出が好調を見せたためと分析される。実際に上半期の自動車輸出増加率はEUが米国の54.2%を抜いて最も高い水準だった。機械はコロナ禍後の欧州各国のインフラ投資拡大、韓国企業のハンガリーでのバッテリー工場増設などが影響を及ぼした。
中東は上半期に5月を除き輸出増加傾向を見せた。主要品目では鉄鋼が44.6%、自動車が39.4%、一般機械が24.3%など、伸びが目立った。特に一般機械輸出増加率は主要地域のうち中東が最も高かった。域内インフラ拡張、製造業関連設備投資活性化などが牽引したと分析される。また、準中型・中型車を中心に韓国製自動車の需要が増加したのも好材料として作用した。
これにより上半期の自動車・一般機械輸出額はともに上半期基準で過去最大を記録した。韓国貿易協会のチャン・サンシク動向分析室長は「欧州ではエコカー市場が堅固な上に韓国企業のハンガリーとポーランドなどへの現地投資拡大が輸出増加につながる姿を見せる。中東は他の地域より景気が好調な方で、原油価格も大きく低くはなくプラント建設などにともなう機械輸出が増加している」と話した。
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