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米沿岸警備隊「行方不明の潜水艇5人全員死亡…爆発発生したか」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「タイタニック」号

北大西洋の水深4000メートルの下に沈没したタイタニック号を見に行った潜水艇「タイタン」の搭乗者5人が全員死亡したと、米沿岸警備隊が22日(現地時間)明らかにした。潜水艇運営会社オーシャンゲート社も声明を通じて搭乗客の死亡事実を確認した。

沿岸警備隊は同日の記者会見で、タイタニック号沈没地点近くの海底1600フィート(約488メートル)から潜水艇の船尾カバーなどの残骸を発見したと説明した。

潜水艇の捜索と搭乗者の救助を主導してきた米沿岸警備隊のジョン・モーガー海軍少将は、「残骸が発見された場所は災いのような潜水艇内部の爆発と一致する」と話した。また、捜索を始めた72時間の間、音波探知機に捕まるのがなかったことも死亡推定の根拠と推定した。


また「ここの海底の下は信じられないほど過酷な環境だ」とし「残骸は船舶の悲劇的な内波(水中爆発)と一致する。タイタニック号の沈没地点から1600フィート(約490メートル)離れたところで、タイタン潜水艇の円錐形船尾カバーの部分を発見した」と伝えた。

モーガー少将は「私たちはその情報を引き続き文書化している」とし「米国沿岸警備隊と合同捜索チームを代表して搭乗者の家族に深い哀悼の意を表する」と伝えた。

専門家は、発見された残骸が潜水艇内部の爆発によるものだと見ている。

沿岸警備隊は、「今週初め、音波探知機が捉えた叩く音と沈没したタイタニック船舶付近で発見された残骸との間には関連性がないようだ」と話した。

これに先立って、米沿岸警備隊はこの日、遠隔で作動する水中ロボット「ヴィクトル」が失踪した潜水艇「タイタン」の跡を捜索していたところ、タイタニック号付近で残骸を発見したと明らかにした。沿岸警備隊は残骸が「タイタニック近くの遠隔操作車両(ROV)捜索区域内から発見された」と明らかにした。

タイタンの運営会社であるオーシャンゲート社はタイタン搭乗者の名前をいちいち取り上げ「この人たちは世界の海を探検し、保護することに深い情熱を持った真の探検家だった」として「私たちはこの悲劇的な瞬間、この5人の魂およびその遺族とともにする」と哀悼声明を明らかにした。

潜水艇にはオーシャンゲート社の最高経営責任者(CEO)ストックトン・ラッシュ氏と英国国籍の億万長者ハミッシュ・ハーディング氏、フランス国籍の海洋専門家ポールアンリ・ナルジョレ氏、パキスタン財閥シャーザダ・ダウード氏とその息子だけが乗っていた。

タイタンは16日、カナダ最東端のニューファンドランド・ラボラド州セント・ジョンズから出航し、18日午前、米マサチューセッツ州ケープコッド海岸から約900マイル(1450キロ)離れた地点に到着した後、潜水を始めた。その後、1時間45分で通信が途絶えた。



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