「今年の塩が本格的に出荷されれば今年のキムチ作りに支障がないほど市場に十分に供給されるだろう」。
パク・ウリャン新安郡守が19日、、天日塩が品薄という声が出ていることについてこのように話した。パク氏は「新安天日塩の宅配販売中断は一時的な注文急増によるもので、天日塩不足とは関係がない」と伝えた。最近の塩の価格急騰による配送問題とは違い、毎年7月から進行する塩の出荷を前後に天日塩市場が安定を取り戻すという趣旨だ。新安では計2171ヘクタールの規模の塩田で全国生産量の80%の年間20万トン以上の天日塩が生産されている。
今年、国内産の天日塩の価格が上がると、産地の塩田が「買いだめ根絶」を要請した。福島原発の汚染水放出などを意識した塩の注文が殺到し、天日塩が品薄という声が出ているからだ。新安郡などによると、天日塩20キロ・1袋の価格は4月の1万2000ウォン(約1300円)台から最近は3万ウォン台まで急騰した。
天日塩が不足するという声は塩価格の急騰と需要急増が重なった結果と分析される。今年初めの頻繁な雨で塩の生産量が減少した中、汚染水放出に対する懸念が強まり、注文量が急増したからだ。塩田の職員チョン・ミンチョルさん(62、新安郡)は「今年は塩の生産量が20%以上減少した状況で大量注文が続き、価格が上昇した」と話した。
天日塩の注文急増は放射能に露出した塩を口にするかもしれないという懸念が広まったのが直接的な原因になった。最近は一部の飲食店事業主だけでなく、家庭の主婦までが新安を訪れて天日塩を買う状況という。主婦のチェさん(45、羅州市)は「近所の人たちから『生涯食べる塩を買っておかなければいけない』という話を聞いた」とし「急いで知人らと一緒に塩田を訪れて天日塩3、4袋ずつを買ってきた」と話した。
こうした現象は福島原発事故が発生した2011年にも一度あった。塩田のユ・オクグン会長(70)は「当時はまだ乾いていない状態の天日塩も1袋2万ウォンで買っていくほどだった」と話した。
塩田関係者も当惑している。新安天日塩生産者連合会などは最近、報道資料を出し「新安天日塩は品薄でない」と明らかにした。最近は注文急増や物流事情などが重なっただけで、塩が不足しているのではないという趣旨だ。
最近の配送遅延は注文急増のほかタマネギ・ニンニク買い入れ日程と天日塩出荷業務が重なったためと分析される。天日塩生産者は「今年の塩が本格的に出る7月までは塩の価格を上げない」と話した。
新安郡も管内の6つの農協が今年の塩を本格的に出荷し始めれば市場は安定するとみている。現在、新安地域の農協に保存中の2021・22年産の天日塩だけでも2万トン以上と把握されているからだ。新安郡は今年の生産量を含め、個人倉庫に保管中の天日塩も10万トンにのぼるとみている。
政府も収拾に動いている。宋相根(ソン・サングン)海洋水産部次官は15日、「天日塩の個人直取引物量が先月より2-5倍増えたが、これは全体取引量の7-8%水準にすぎない」とし「天日塩買い占め兆候はまだない」と述べた。また、2011年福島原発事故以降286回実施した天日塩検査で放射性物質が検出されていない点を根拠に「国内産の天日塩は安全だ」と明らかにした。
パク・ウリャン新安郡守が19日、、天日塩が品薄という声が出ていることについてこのように話した。パク氏は「新安天日塩の宅配販売中断は一時的な注文急増によるもので、天日塩不足とは関係がない」と伝えた。最近の塩の価格急騰による配送問題とは違い、毎年7月から進行する塩の出荷を前後に天日塩市場が安定を取り戻すという趣旨だ。新安では計2171ヘクタールの規模の塩田で全国生産量の80%の年間20万トン以上の天日塩が生産されている。
今年、国内産の天日塩の価格が上がると、産地の塩田が「買いだめ根絶」を要請した。福島原発の汚染水放出などを意識した塩の注文が殺到し、天日塩が品薄という声が出ているからだ。新安郡などによると、天日塩20キロ・1袋の価格は4月の1万2000ウォン(約1300円)台から最近は3万ウォン台まで急騰した。
天日塩が不足するという声は塩価格の急騰と需要急増が重なった結果と分析される。今年初めの頻繁な雨で塩の生産量が減少した中、汚染水放出に対する懸念が強まり、注文量が急増したからだ。塩田の職員チョン・ミンチョルさん(62、新安郡)は「今年は塩の生産量が20%以上減少した状況で大量注文が続き、価格が上昇した」と話した。
天日塩の注文急増は放射能に露出した塩を口にするかもしれないという懸念が広まったのが直接的な原因になった。最近は一部の飲食店事業主だけでなく、家庭の主婦までが新安を訪れて天日塩を買う状況という。主婦のチェさん(45、羅州市)は「近所の人たちから『生涯食べる塩を買っておかなければいけない』という話を聞いた」とし「急いで知人らと一緒に塩田を訪れて天日塩3、4袋ずつを買ってきた」と話した。
こうした現象は福島原発事故が発生した2011年にも一度あった。塩田のユ・オクグン会長(70)は「当時はまだ乾いていない状態の天日塩も1袋2万ウォンで買っていくほどだった」と話した。
塩田関係者も当惑している。新安天日塩生産者連合会などは最近、報道資料を出し「新安天日塩は品薄でない」と明らかにした。最近は注文急増や物流事情などが重なっただけで、塩が不足しているのではないという趣旨だ。
最近の配送遅延は注文急増のほかタマネギ・ニンニク買い入れ日程と天日塩出荷業務が重なったためと分析される。天日塩生産者は「今年の塩が本格的に出る7月までは塩の価格を上げない」と話した。
新安郡も管内の6つの農協が今年の塩を本格的に出荷し始めれば市場は安定するとみている。現在、新安地域の農協に保存中の2021・22年産の天日塩だけでも2万トン以上と把握されているからだ。新安郡は今年の生産量を含め、個人倉庫に保管中の天日塩も10万トンにのぼるとみている。
政府も収拾に動いている。宋相根(ソン・サングン)海洋水産部次官は15日、「天日塩の個人直取引物量が先月より2-5倍増えたが、これは全体取引量の7-8%水準にすぎない」とし「天日塩買い占め兆候はまだない」と述べた。また、2011年福島原発事故以降286回実施した天日塩検査で放射性物質が検出されていない点を根拠に「国内産の天日塩は安全だ」と明らかにした。
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