「福島原発汚染水投棄反対汎国民署名運動」を進行中の韓国最大野党・共に民主党が参加人員を増やすため実績に対する圧力を加えているという報道があった。民主党は直ちに「事実でない」と否認した。

東亜日報は１８日、民主党が先月２６日から今月１８日まで市道党別に現場から受けた「署名運動」現況を公開して内部競争をさせている、と報じた。

また、民主党が昨年１１月に行った「梨泰院惨事国政調査・特検推進汎国民署名運動」と比較した実績達成率も市道党別に比較して公開しているとし、反対世論形成のために国民的な惨事を利用しているという指摘がある、と伝えた。


李在明（イ・ジェミョン）代表らは先月２６日、ソウル光化門（クァンファムン）で汚染水放出に反対する国民署名運動発隊式を開き、署名運動への参加を促した。

東亜日報は「出席率が低調な中、各地域委員会の署名運動の広報横断幕の個数を把握し、さらに署名運動出席人員数を増やすため市道別に実績に対する圧力を加えている」という野党関係者の発言も引用した。

これに対し民主党は「署名運動の進行推移を指導部に報告するために署名運動事例を加えた」と釈明した。続いて「国民的な惨事の梨泰院惨事を民主党が利用して圧力を加えたという報道は遺憾であり、訂正報道を要請する」と伝えた。