１７日、汝矣島漢江（ヨイド・ハンガン）公園一帯で開かれるイベント「防弾少年団（ＢＴＳ）１０周年フェスタ」に３０万人が集まるものと予想される中、ソウル市が一帯の交通対策を講じ、現場点検に乗り出した。

ソウル永登浦（ヨンドゥンポ）警察署は１６日、現場点検により交通統制、人波管理など安全対策を議論し、ソウル市主管部署と共に舞台設置現況、非常路確保など行事会場全般を点検する。

当局は周辺道路の渋滞を最小限に抑えるため、車両通行対策も実施する計画だ。　警察は行事当日午後２時から汝矣洞路麻浦（マポ）大橋の南端～６３ビル前を全面統制する。


該当区間を経由する１６２・２６１・２６２など２３本のバス路線は全て迂回運行する。汝矣島中学校や汝矣ナルなどのバス停４カ所は一時的に利用できない。

市は行事終了時刻に合わせて地下鉄５・９号線と新林（シルリム）線の運行回数を計３６回に増やすことにした。汝矣島乗り換えセンターと汝矣島駅（５・９号線）、汝矣ナル駅（５号線）を経由する２６本のバス路線も午後１０時から２時間集中的に配車し、イベントに参加した市民の帰宅を支援する。

汝矣島駅と汝矣ナル駅など会場周辺の１３カ所の地下鉄の駅には普段より５倍ほど多い１７４人の警備員が配置される。普段、無人駅舎として運営される新林線セッカン・大方（テバン）駅にも警備員を投入する。

行事当日の午後８時３０分から９時まで花火大会が予定されており、多くの市民が集まるものと予想され、行事会場の最寄り駅の汝矣ナル駅には列車が停車しない可能性もある。この場合、汝矣島駅や麻浦駅（５号線）、セッカン駅など近隣の他の駅が利用可能だ。

会場近くの道路沿いと漢江橋梁上の違法駐停車も集中的に取り締まる。汝矣島一帯の公共自転車や個人型移動装置（ＰＭ）の返却と貸し出しは同日、一時的に中断される。

１７日、汝矣島漢江公園にＢＴＳヒストリーウォール、『走れ！防弾』の舞台衣装、１０周年フェスタ記念オブジェ、タトゥーステッカー体験ブース、ＢＴＳライブスクリーンなどが設置される。

また、午後５時にはリーダーＲＭが出演し、『午後５時、キム・ナムジュンです』という番組でファンに会う。続けて午後８時３０分からＢＴＳデビュー１０周年を記念する花火ショーが開かれる。

ユン・ジョンジャン・ソウル市都市交通室長は「行事が円滑に開催されるように公共交通の増便など便宜支援に最善を尽くす」とし、「安全にお祭りを楽しんでもらいたい」と話した。