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【コラム】韓中関係が尋常でない…時間・手段を問わない中国の無限戦争(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国は2017年、高高度防衛ミサイル(THAAD)韓国配備をめぐって韓国と対立した際、超限戦を駆使した。THAADの敷地を譲り渡したロッテグループを苦しめ、韓国コンテンツの輸入を非公式的に防ぐ限韓令を出し、国営メディアを総動員して中国内の反韓ムードを高めた。

超限戦では誰も血を流さない。同時に相手に勝つためには物質・精神・技術的問題に束縛されてはならないと強調する。倫理的な悩みは超限戦でぜいたくだ。それで超限戦の破壊と苦痛は一般戦争に少しも劣らないというのが喬良と王湘穂の説明だ。

中国が超限戦で達成しようとする戦略的目標は明白だ。チュ・ジェウ教授は「韓国は中国の第一列島線の内側の重要地点にある」とし「韓米同盟の解体と在韓米軍の撤収を成し遂げ、中国は韓国を自国の影響圏に置こうとする。朝鮮のように朝貢国としようとする」と説明した。


しかし中国の超限戦は韓国を中国からむしろ遠ざけている。中央日報・ソウル大アジア研究所が昨年12月、成人男女1000人を対象に実施した世論調査で、中国の好感度は全体20カ国のうち19位だった。この調査で20位は北朝鮮だ。中国に対する不信感の比率は93.5%にのぼった。国民の9割以上が「中国は信頼できない」という反応を示したのだ。

中国のイメージはそうでなくても良くないが、中国が超限戦に固執すればさらに悪化するのは言うまでもない。中国にいま必要なのは、韓国人の心を強制的に開こうとするシャープパワーよりも、韓国人の心を引き込むソフト パワーだ。その始まりは中国が相互尊重の手を先に差し出すことだ。

イ・チョルジェ/外交安保部長


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