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中国進出した韓国系銀行、昨年「過怠金爆弾」浴びる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国に進出した韓国系銀行が昨年、中国金融当局から「過怠金爆弾」を浴びていたことがわかった。そうでなくても中国の不動産景気沈滞により延滞率が上がる状況で、金融当局の牽制まで激しくなる場合、経営上の困難が加重されかねないという懸念が出ている。

韓国金融監督院の電子公示などによると、中国金融当局は昨年中国ハナ銀行と中国ウリィ銀行、中国IBK中小企業銀行に総額1743万元(約3億4000万円)の過怠金を課した。

中国国家為替管理局広東省分局は昨年9月、中国ハナ銀行に外貨支払い保証取り扱いの不備で1576万元の過怠金を課した。これはハナ銀行が外換銀行と統合した2015年以降で海外金融監督当局がハナ銀行に課した過怠金で最大規模だ。


また、昨年4月に中国国家為替管理局は中国ウリィ銀行に国際収支報告と統計報告上の問題を理由に過怠金20万元を通知した。昨年6月には北京銀行保険監督局が中国ウリィ銀行に個人経営性貸し出し資金の用途確認が不十分なことと外貨支払い保証の不備などで過怠金90万元を課した。

中国中小企業銀行蘇州分行も昨年12月に蘇州為替管理局から対外報告の欠落と送金資料確認不備などで57万元の過怠金告知書を受けた。中国は2021年にも中国ハナ銀行に350万元、中国ウリィ銀行に198万元の過怠金を課したが、昨年は規模がさらに大きくなった。

ある銀行関係者は「中国は基本的に金融市場が開放されていないため外資系金融会社が営業するのに限界がある。特に中国は自国内の資金が海外に流出する部分にとても敏感に反応するため、軽微な違反事項にも多くの過怠金を課すようだ」と話した。

2019年基準で中国に進出した韓国系金融会社の店舗数は銀行16店など合計59店で米国の54店を抜いて最も多かった。2021年末現在で中国に進出している韓国系銀行の店舗資産は323億6000万ドルで海外店舗資産の17.7%に達した。

一方、韓国に進出した中国系金融会社のうち昨年金融当局の制裁を受けたのは中国銀行ソウル支店だけだった。金融監督院は高額現金取引報告義務違反を理由に昨年6月に中国銀行ソウル支店の社員1人に対し「注意」の制裁を下した。



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