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「チャットGPTの父」アルトマンCEO、「韓国と半導体開発したい」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

サム・アルトマンCEO

「チャットGPTの父」であるオープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が、韓国の大企業やスタートアップと協力する意志を明らかにした一方、AIに対する規制の必要性を改めて強調した。

韓国中小ベンチャー企業部とソフトバンクベンチャーズの主催で9日にソウル市内で開かれた懇談会に参加したアルトマンCEOは、「オープンAIは韓国と協力する準備ができている。より多くの企業を探訪し、チップ(半導体)開発などで協力を加速したい」と話した。彼は「韓国は世界的大企業が多く、ソフトウエアとハードウエアの能力も優れている」としてこのように話した。

アルトマンCEOはこの日午前に中小ベンチャー企業部の李永(イ・ヨン)長官との対談で、「韓国のスタートアップに投資したい。韓国はAIを使って想像力を発揮し新しいことを開発する能力が驚くほどだ」と話した。彼は「物理的に全世界に事務所を置くことを考えているが、韓国も調べてみたい」としてオープンAI韓国事務所開設の可能性にも言及した。これに先立ちアルトマンCEOは4月に日本を訪問し、岸田文雄首相と現地事務所開設などについて話し合ったという。


中小ベンチャー企業部はオープンAIと韓国のスタートアップ育成に向けたプログラムを話し合う計画だ。中小ベンチャー企業部関係者は、「オープンAIと韓国スタートアップによる協業と投資案を相談しようと話した。(オープンAIは)特に半導体に強い韓国のスタートアップに関心を見せている」と明らかにした。アルトマンCEOは3月から日本とカナダ、フランス、英国、インドなどを歴訪し、各国首脳とAI規制についても議論している。AI技術の急速な発展により人類を脅かすリスクがあるため、国連傘下の国際原子力機関(IAEA)のようなAIを監督する国際機関を作るなど先制的な規制が必要だというのが彼の主張だ。

アルトマンCEOはこの日の懇談会で「AI規制の国際協力をめぐる議論に韓国も参加することを期待する。韓国が指導者的な姿を見せることができる」と提案した。彼は「AIが短期的に招く危険に対して市場とカテゴリーごとに規制が必要だ」と強調した。ただ懇談会に同席したオープンAI共同創業者のグレッグ・ブロックマン氏は「技術を規制すれば規制を迂回した技術がまた登場する。AIが人間の活動に適用される部門ごとに規制を違えなければならない」と話した。AI技術の開発そのものを規制してはならないということだ。



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