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1秒に2個ずつ売れた…世界が熱狂する韓国の菓子

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

先月オリオン・ベトナム法人で展開したコブクチップのYouTube広告。コブクチップのベトナム商品名「マシタ」を、歌詞とダンスで面白く表現して現地消費者から好感触を得ている。[写真 オリオン]

米国では「タートルチップ」、中国では「浪里個浪」、ベトナムでは「マシタ」--。

世界23カ国で売れている韓国食品メーカー「オリオン」の「コブクチップ」の別称だ。中国では気分が良いとき「ルルララ~」のように口ずさむ「浪里個浪」を、韓流ブームが盛り上がっているベトナムでは韓国語「マシッタ(おいしい)」の発音をそのまま活かして商品名に使っている。現地消費者を引きつけるためのネーミング戦略だ。

Kフードに対する関心が高まる中で「Kラーメン」「Kギョーザ」に続き「K菓子」も世界へ広がっている。6日、オリオンによると、コブクチップは2017年の発売から今年3月までグローバル累積売上4000億ウォン(約429億円)を達成した。販売量は4億2000万袋で、1秒に2袋ずつ売れた計算になる。


四層焼き菓子のサクサク感が世界に通じたという評価だ。ここに現地化戦略も功を奏した。米国(タートルチップス)ではピリ辛ソースを好むヒスパニック市場を攻略するために「フレーミングライム味」を発売して人気を呼んでいる。オリオンの昨年の海外売上は全体67%に達する。最近ベトナム・インド工場に100億ウォンを投資してコブクチップ生産設備を構築した。

世界最大の人口大国インドでは「ロッテチョコパイ」が人気を呼んでいる。マシュマロに使う動物性ゼラチンを植物性原料に変えて菜食主義者にアピールしたことが功を奏した。同社の海外売上は2020年5826億ウォンから昨年7953億ウォンに伸びた。ロッテウェルフード関係者は「カザフスタン・シンガポールなど5カ国ではペペロデーの広告キャンペーンも行っている」と話した。

クラウンヘテは昨年海外売上が約1000億ウォンで全体の10%水準だった。今後、牙山(アサン)新工場の建設を機に「セコムダルコム」(キャンディ)、「ハニーバターチップ」(チップス)などの主力商品の輸出を拡大する戦略だ。



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