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北朝鮮ミサイル発射の瞬間を探知…「米軍、韓国・日本に『赤外線警報』共有」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

3日のアジア安全保障会議(シャングリラ対話)で韓日米の国防相は北朝鮮ミサイル警報情報を随時共有する体系を年内に稼働することで合意した。李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官(右)、オースティン国防長官(真ん中)、浜田靖一防衛相。共同取材

米国のラジオ・フリー・アジア(RFA)が5日(現地時間)、在韓米宇宙軍(USSPACEFORKOR)が米国の同盟国と友好国にミサイル警報を提供する共有早期警報体系(SEWS)を運用していると報じた。在韓米宇宙軍は昨年12月に20人規模で創設された。在日米軍にはまだ宇宙軍部隊がない。

RFAによると、SEWSは敵の弾道ミサイル発射時の火炎を追跡する熱赤外線衛星の防御支援プログラム(DSP)と宇宙配置赤外線体系(SBIRS)を意味する。DSPとSBIRSは冷戦時代に米国が旧ソ連の大陸間弾道ミサイル発射(ICBM)を監視するために作られた。

地球は丸いため弾道ミサイルが一定の高度まで上がってこそレーダーで確認できる。このために迅速な対応が容易ではない。しかしDSPとSBIRSは発射後すぐに探知できる。


米国は次世代空中持続赤外線(Next Generation Overhead Persistent Infrared)という新型熱赤外線衛星を開発中だ。

韓国と日本はDSPやSBIRSのような熱赤外線衛星を保有していない。米カーネギー国際平和財団のアンキット・パンダ上級研究員は2022年4月、北朝鮮が新型弾道ミサイル2発を試験発射した当時、韓国・日本当局は早期に探知できなかったと明らかにした。

21世紀軍事研究所のリュ・ソンヨプ専門研究委員は「米国は低高度で変則的に飛行する極超音速ミサイルを探知・追跡する極超音速・弾道追跡宇宙センサー(HBTSS)という新型熱赤外線衛星を配備する計画だ」と伝えた。

韓日米は海上ミサイル防衛訓練と対潜水艦戦訓練を共に実施するなど北朝鮮の核・ミサイル対応で緊密に協力している。韓国が西海(ソヘ、黄海)で北朝鮮の宇宙発射体「千里馬1型」の残骸を引き揚げれば米国と共同分析をする予定であり、この情報は米国を通して日本にも伝えられる可能性が高い。



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