米国のある航空会社が女性乗客を荷物用はかりの上に立たせる映像がＳＮＳ上で広まり、論議を呼んでいる。

最近、映像プラットホーム「Ｔｉｋ　Ｔｏｋ」にはある女性が空港の荷物用はかり上に立って体重を測る映像が広まっている。映像には映っていないが、他の乗客は周囲でこうした姿を見ていたという。




映像を公開したＴｉｋ　Ｔｏｋ利用者は「安全上の理由ですべての乗客がこの女性の体重を航空会社の乗務員と共有した」とし「乗務員が体重を偽ったとみた女性を荷物用はかりに立たせた」と説明した。

続いて「女性は自身が約５９キロ（１３０ポンド）と主張した」とし「小型の旅客機だったため、安全上の理由から正確な体重を把握する必要があったとみられる」とコメントした。

一方、ニュージーランド航空はオークランド空港で国際線の搭乗客の体重を測ると明らかにした。５月３０日のニュージーランドヘラルドなど現地メディアによると、ニュージーランド航空は２９日から７月２日までの５週間、オークランド空港で国際線搭乗客の体重を測定する。機内荷物を含む乗客の平均の重さを調査するためだ。

ニュージーランド航空の荷重統制改善専門家は搭乗客と乗務員、期待荷物と食事まで飛行機に積むすべての重さを測ると伝え、「こうした情報収集は航空機の安全かつ効率的な運航のために必須であり、民間航空管理局規定に基づくものだ」と説明した。