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自爆ドローン集中空爆したロシアの屈辱…ウクライナ「59台のうち58台撃墜」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ロシア軍が国営メディアを通じて公開したドローン攻撃の場面。[ツイッター キャプチャー]

ロシアがウクライナの首都キーウに2日連続で大規模な空爆を行ったと29日(現地時間)、ロイター通信とキーウ・インディペンデントが報じた。ウクライナの反撃が迫っているという見方が強い中、ロシアがウクライナの軍事基盤施設と補給線を狙った攻撃を強化したものとみられるとロイターは伝えた。

ウクライナ当局によると、同日午前3時ごろからロシア軍のドローン(無人機)と巡航ミサイルがキーウ上空に飛来して市街地を攻撃した。今月に入って15回目の空爆となる。

クリチコ市長はテレグラムメッセージを通じて空爆の事実を伝え、「首都に再び試練の夜が訪れた」と明らかにした。目撃者はロイター通信に、夜明けから市内や都市全域に空爆警報が鳴り響き、何度も大きな爆音が聞こえたと伝えた。




軍当局は、この日飛んで来たドローンやミサイルのうち40機余りを撃墜したと伝えた。ただし、この日の空爆による被害や死傷者はまだ把握されていない。

これに先立ち、ロシアは27日夜から28日未明までイラン製ドローン「シャヘド」で5時間以上キーウを空爆した。ドローンはキーウの四方を飛び回り、重要インフラ施設や軍事施設などを打撃ポイントにした。ロイター通信は、この日の空爆が昨年2月の開戦以来、最大規模だったと伝えた。

ウクライナ総参謀部は、この日、ロシア軍が飛ばしたドローン59機のうち58機を撃墜したと伝えた。この過程で、あるガソリンスタンドに落下したドローンの破片により41歳の男性が死亡するなど、少なくとも2人が死亡し、3人が負傷した。

ウクライナ空軍は、戦闘機と移動式対空防衛システムの組み合わせで、2日間にわたるロシアのドローンとミサイル攻撃を撃退したと発表した。ユーリー・イーナット報道官は28日、「(米国が支援した)高価なパトリオットシステムは対空防御をより効果的にし、ロシアの極超音速ミサイル『キンジャル』などを精巧に防ぐために主に使用されている」と説明した。

ロシアが最大の攻撃を加えた28日はキーウ建立記念日でもある。東スラブ文化の中心地であるキーウの建立を記念する日で、1982年に制定された。戦争中も多くの市民が街に繰り出し、祭りを行っていた。ロシアが意図的に空爆の時期を記念日に合わせたのではないかという観測も出ている。

ウクライナのゼレンスキー大統領はこの日、街頭で定例演説を行い、「ロシアがキーフの誕生日をぶち壊そうとしたが、ウクライナ軍はこれを撃退することに成功した」と述べ、自国の防空部隊と救急救助隊を「市民を救った英雄」と称賛した。続けて「キーウを含めウクライナのすべての都市は長年多くの民族を奴隷にしてきたロシアの専制主義の歴史に終止符を打つだろう」と抗戦の意志を固めた。

一方、ウクライナは1週間以内に大反撃に出ることを予告している。27日、ウクライナのザルジヌイ総司令官は「今こそ奪われたものを取り返す時だ」と述べ、ロシアが併合したウクライナの領土を取り戻すための春の大攻勢が迫っていることを明らかにした。

反面、ロシアは西側のF-16支援の動きを強く非難した。ラブロフ外相は28日、自国のテレビインタビューで「西側諸国が火遊びをしている」とし「これは容認できない段階的な拡戦行為」と厳しく非難した。続けて「このような問題を理解できる分別力ある西側の人々がいることを願う」と語った。



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