본문 바로가기
이전 페이지로 가기 공유하기 주요 서비스 메뉴 열기

【コラム】ヌリ号とG8:国の実力、威信、そしてリスク

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国が独自技術で開発した韓国型発射体「ヌリ号」が25日、全羅南道高興郡(チョルラナムド・コフングン)の羅老(ナロ)宇宙センターから宇宙に向かって力強く打ち上げられた。[写真 韓国航空宇宙研究院]

#1.ヌリ号が青空に向かって豪快に舞い上がり、抑圧されていた私たちの心も一緒に舞い上がった。世界7番目の独自発射体国家という誇りはこれまで北朝鮮の核に萎縮していた私たちの胸を大きく開けてくれるような出来事だった。

ヌリ号の快挙を見ながら、筆者は(1)国の実力 (2)対外的威信 (3)その中に潜む危険--という三次方程式を改めて考える。実力、威信、リスクのトリレンマは、先日、広島で開かれたG7サミットでも劇的に明らかになっていたことがある。米中技術競争で韓国の半導体実力との協力が切実な米国のバイデン大統領が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を満面の笑みで迎えたのは当然のことだった。また、軍需物資が不足している欧州の主要国が防衛産業強国である韓国の大統領に残念な声を出すのも、韓国の実力の表れだ。

問題は、G7強国は私たちに手を差し伸べてくれるが、実際に対等なパートナーとして扱っていないという点だ。ある意味、リスクは共に背負いながら発言権は弱い、やや危険な状態。


#2.高まった実力と対外的威信に勇気づけられた雰囲気で、筆者はその中に潜む危険性を考えてみたい。30年前の歴史を少し振り返ってみよたい。民主化を果たしたばかりの韓国は1993年、グローバル主要国の仲間入りを目指していた。実際、金泳三(キム・ヨンサム)政府がOECD(経済開発協力機構)加入という目標を提示してから3年後に夢を実現させた。しかし、それに伴って行われた急激な市場開放と金融監督体制の不備という実力不足は、1997年の国家債務危機とIMF管理体制という過酷な結果につながった。言い換えれば、私たちは不十分な体力で国際的威信を性急に追い求めて落下した経験がすでにあるということだ。

#3.今、高まった実力を基にG8国家という究極の威信を熱望しているが、筆者は私たちが高く飛ぶには危険な虚弱体質であるという懸念を今も抱いている。虚弱の核心は(1)自由精神の貧困と(2)内向的な自己陶酔である。まず、30年前の主要国参入のトリレマを振り返り、G8参入希望国として私たちが抱えている問題点を洗い出してみよう。

#4.1993年、何か壮大な大統領プロジェクトを切望していた金泳三大統領は、地球村の主要国の集まりであるOECD加盟を目標に掲げた。毎朝スマートフォンでテスラ、アップルの株価を確認するのに忙しい最近の20~30代には馴染みが薄い話かもしれないが、30年前の韓国はOECD加入の条件として、はじめて資本市場、外国為替市場の扉を大きく開放することになった。

#5.女優キム・ヘス主演の映画『国家が破産する日』が示すように、市場開放化の数年後に韓国経済は短期的な対外債務という誘惑に急激に陥る。企業や金融機関は、利子は安いがリスクが大きい短期外債を急激に増やしていった。しかし、これを制御する金融監督体制はなかった。映画の中の韓国銀行通貨政策チーム長(キム・ヘス)は一人で奔走するが、行政府や与野党が金融改革法を通過させる能力は全くなかった。結果、500億ドル(現レートで約7兆円)の緊急救済金融を受けてやっと国家破綻を免れることになった。

#6.G8加盟国は、グローバル(無)秩序を左右する数々の決定に参加する権力と威信を共に享受する。ウクライナ支援問題、戦後復興プロジェクトから台湾危機対応、米中技術戦争に至るまで、巨大な代償を伴う決定の責任ある主役になるのだ。果たして私たちはこの排他的で熾烈なクラブ(G8)の中で自分の役割を見つけることができるだろうか。強大国は実利を考慮し、私たちの半導体実力・バッテリー実力・防衛産業の実力を認めて手を差し伸べるが、果たして私たちは彼らに恐れられる存在でありながら、尊敬されるパートナーなのか?

#7.自由主義大国は、韓国の2つの脆弱さを注視している。第一に、希薄な自由の精神。口では自由の価値と連帯を叫んでいるが、果たして韓国は自由のために命をかける社会だろうか? コロナ3年間、私たちは自由を抵当に入れ、保健安全を追求した代表的な社会だった。コロナより厳しい、自由を守るための大きな戦争が起きたら、韓国はどのような選択をするだろうか。

第二の脆弱性は、内向的で自己陶酔的な政治勢力の問題である。一方には対外志向的で自由価値連帯に共感する正しい韓国があるが、もう一方には内向的な政治勢力がある。彼らは世界がどのように流れているのか理解する考えも能力もない。ただ自分の狭い関心事(南北、平和、民族)をつまらなく垂れ流すだけだ。まるで耳は暗く、目は曇った人のように。

高まった物理的実力をベースに、私たちがより高い威信を追求するのは自然な欲求である。しかし、物理的な実力だけで先進国の地位を得ることはできない。精神と態度を磨くことは、もしかしたら私たちにとって物理的な実力よりも難しい課題かもしれない。最先進国に向けた実力、威信、リスクのトリレンマは始まったばかりだ。

チャン・フン/中央大学教授・中央日報コラムニスト



関連記事

この記事を読んで…

포토뷰어

最新記事

    もっと見る 0 / 0

    공유하기

    팝업닫기
    top 메뉴