韓国全国経済人連合会が世界最大の株価指数算出機関であるモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)に韓国を先進市場編入候補群に上げてほしいと要求する意見書を送ったと22日に明らかにした。意見書は金秉準(キム・ビョンジュン)全経連会長代行名義で作成され、MSCIのヘンリー・フェルナンデス会長に伝えられた。
金会長代行は書簡を通じ「韓国が観察対象国(ウォッチリスト)に登録され今後先進市場入りするならば資本市場競争力強化で韓国経済が大きな助けを受けることはもちろん、世界的金融取引拡大でMSCIにも相当な助けになるだろう」と明らかにした。
米投資銀行モルガン・スタンレーから分社したMSCIはFTSEやスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)、ダウジョーンズなどとともに世界的な指数算出機関だ。MSCIは世界の主要証券市場を▽先進市場(米国・日本など23カ国)▽新興市場(韓国・中国など24カ国)▽フロンティア市場(アイスランド・ベトナムなど28カ国)▽独立市場(アルゼンチン・ウクライナなど12カ国)に分類する。世界的機関投資家やファンドマネジャーはMSCIの市場分類基準をベンチマークして国別の投資資金規模を決める。
韓国証券市場は1992年に新興市場に編入され、2008年には先進市場昇格観察対象国に登録されたが、毎年先進市場昇格には失敗している。2014年には観察対象国からも除外された。毎年6月に評価結果を発表するが、この発表前に韓国を先進市場編入候補群に該当する観察対象国に上げてほしいという書簡を全経連が送ったものだ。ダウジョーンズとS&P、FTSEなどは韓国証券市場を先進市場に分類している。
全経連は韓国がMSCI先進市場昇格観察対象国に含むべき根拠として、「韓国が世界的経済大国の地位を備えた」という点を上げた。昨年の韓国の国内総生産(GDP)は1兆6600億ドルで世界13位を、輸出額は6836億ドルで6位と先進国の隊列に上った。昨年の1人当たり国民総所得(GNI)は3万3000ドルで世界銀行が算定する高所得国基準値である1万3000ドルの2.5倍に達する。
続けて韓国の証券市場規模と流動性もやはり世界で指折りの水準だと強調した。昨年の韓国取引所の取引代金規模は3兆200億ドルで世界7位、時価総額も昨年末基準1兆6400億ドルで世界16位水準だ。これは現在MSCI先進市場に属したスペイン、シンガポール、オーストリアなどの証券市場に比べて断然大きい規模だ。
韓国政府が外国人投資家の取引制約緩和に向けた装置を用意するという点も根拠に提示した。来年から上場企業の情報英文公示を義務化するなど韓国政府が外国人投資家の企業情報に対するアクセス性を高めようとしているという点も強調した。また、外国為替市場の締め切り時間をロンドン金融市場の締め切り時間に合わせて明け方まで延長し、認可を受けた外国金融機関も外国為替市場に直接参加できるよう関連法改正を推進しており、外国人投資家がさらに自由に取引する環境を作っていると全経連は主張した。
金会長代行は書簡を通じ「韓国が観察対象国(ウォッチリスト)に登録され今後先進市場入りするならば資本市場競争力強化で韓国経済が大きな助けを受けることはもちろん、世界的金融取引拡大でMSCIにも相当な助けになるだろう」と明らかにした。
米投資銀行モルガン・スタンレーから分社したMSCIはFTSEやスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)、ダウジョーンズなどとともに世界的な指数算出機関だ。MSCIは世界の主要証券市場を▽先進市場(米国・日本など23カ国)▽新興市場(韓国・中国など24カ国)▽フロンティア市場(アイスランド・ベトナムなど28カ国)▽独立市場(アルゼンチン・ウクライナなど12カ国)に分類する。世界的機関投資家やファンドマネジャーはMSCIの市場分類基準をベンチマークして国別の投資資金規模を決める。
韓国証券市場は1992年に新興市場に編入され、2008年には先進市場昇格観察対象国に登録されたが、毎年先進市場昇格には失敗している。2014年には観察対象国からも除外された。毎年6月に評価結果を発表するが、この発表前に韓国を先進市場編入候補群に該当する観察対象国に上げてほしいという書簡を全経連が送ったものだ。ダウジョーンズとS&P、FTSEなどは韓国証券市場を先進市場に分類している。
全経連は韓国がMSCI先進市場昇格観察対象国に含むべき根拠として、「韓国が世界的経済大国の地位を備えた」という点を上げた。昨年の韓国の国内総生産(GDP)は1兆6600億ドルで世界13位を、輸出額は6836億ドルで6位と先進国の隊列に上った。昨年の1人当たり国民総所得(GNI)は3万3000ドルで世界銀行が算定する高所得国基準値である1万3000ドルの2.5倍に達する。
続けて韓国の証券市場規模と流動性もやはり世界で指折りの水準だと強調した。昨年の韓国取引所の取引代金規模は3兆200億ドルで世界7位、時価総額も昨年末基準1兆6400億ドルで世界16位水準だ。これは現在MSCI先進市場に属したスペイン、シンガポール、オーストリアなどの証券市場に比べて断然大きい規模だ。
韓国政府が外国人投資家の取引制約緩和に向けた装置を用意するという点も根拠に提示した。来年から上場企業の情報英文公示を義務化するなど韓国政府が外国人投資家の企業情報に対するアクセス性を高めようとしているという点も強調した。また、外国為替市場の締め切り時間をロンドン金融市場の締め切り時間に合わせて明け方まで延長し、認可を受けた外国金融機関も外国為替市場に直接参加できるよう関連法改正を推進しており、外国人投資家がさらに自由に取引する環境を作っていると全経連は主張した。
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