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比大統領「米国、中国攻撃にフィリピンの基地使えない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

フィリピン国旗[写真 Pixabay]

フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は台湾を巡って戦争が勃発する場合、米国が中国に対する「攻撃的行動」のために自国内の軍基地を利用することはできないという立場を明らかにした。

4日(現地時間)、ロイター・ブルームバーグなどによると、マルコス大統領はこの日、米国ワシントンにあるシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」で行った演説と質疑応答を通じて、米国とフィリピン間の防衛協力強化協定(EDCA)によりフィリピン内の軍基地4カ所を米国が追加で使用することに関連してこのように明らかにした。

マルコス大統領は攻撃的行動のためにEDCA基地を使うのはフィリピンが米国と議論した内容から外れるものだとし、米国政府も特定の国を狙った攻撃的行動のためにフィリピン内の軍基地を利用する可能性に言及することがなかったと話した。


マルコス大統領は「その点で我々は米国と歩調を合わせていると考える」とし「米国はフィリピンが感じている懸念を理解している」と付け加えた。

マルコス大統領はまた、中国の秦剛外交部長との会談に言及して「軍基地が中国や特定国家を攻撃するためのものではない点を秦部長に対して明確にした」と明らかにした。

これに先立ち秦部長は先月22日にフィリピンを訪れてマルコス大統領に「フィリピンが歴史の大勢を正確に把握し、地域の平和と安定局面に着眼して両国人民の根本利益から出発することを願う」とし、米国との密着を警告した。

マルコス大統領はフィリピンの外交政策が平和に基盤を置いていて、中国を挑発したくないと述べた。

ブルームバーグ通信によると、マルコス大統領は海洋紛争が拡大しないようにフィリピンと中国当局の間のホットライン設置のために今も取り組んでおり、米国との防衛協定によってフィリピンに配置された軍隊が中国を攻撃することを許容しないと話した。

ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領執権時期に親中寄りだったフィリピンは、昨年6月のマルコス大統領就任以後、再び米国と同盟を強化している。

ブルームバーグ通信はこの日のマルコス大統領の発言について、米国との軍事協力強化と中国から強まる圧迫の間でバランスを維持しようとするものだと分析した。



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