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米教授が警告…「原発汚染水のトリチウム、体内に入れば危険」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆平常時の原発からもトリチウム排出

ムソー教授はオンラインに公開した論文で「環境汚染物質のトリチウムの生物学的影響を扱った論文の数があまりにも少ない」とし「正常な原発運営過程で排出される最も多い放射性物質という点を考慮すると驚く」と指摘した。今後、多くの研究を通してトリチウムの影響を明らかにすべきということだ。

韓国水力原子力の資料によると、韓国国内の原発の場合、年間230兆ベクレル程度の放射性物質を海に放出している。温排水で薄めた状態で海に放出しているが、量だけをみると国内原発で放出されるトリチウムを5-6年集めれば福島に貯蔵したトリチウム1200兆ベクレルとほぼ同じになる。


ムソー教授は論文で「原発から排出されるトリチウムは大規模な人口に近い『点排出源(point source)』であるため、局地的濃度は地理的規模で危険かもしれない」と説明した。簡単にいうと、原発から温排水を排出する放出口の近くの狭い範囲内ではトリチウム濃度が相対的に高くて危険ということだ。

ムソー教授は「今回の論文は『総合環境科学(Science of Total Environment)』国際ジャーナルに掲載されると期待している」と話した。

◆「放出反対意見を東京電力に伝える」

一方、グリーンピースのキャンペイナー、チャン・マリ氏は「ALPS処理後に大量の水を混ぜてもトリチウムと炭素14は全量が海に流れ、残り62種の放射性物質も十分に処理されるという客観的検証がない状況」と指摘した。

チャン氏は「東京電力と国際原子力機関(IAEA)の放射線影響評価と、それに対する検証措置は、国際海洋法が強調する『事前予防の原則』を遵守していないだけに、国際海洋法裁判所を通じて放出計画の中断のような強制的暫定措置が急がれる」と述べた。

グリーンピースは「韓国と日本、太平洋島嶼国の市民の汚染水放出反対意見を集めて、各国政府と東京電力に伝達するキャンペーンを続ける計画」と明らかにした。


米教授が警告…「原発汚染水のトリチウム、体内に入れば危険」(1)

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