韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領。[写真 大統領室]
この関係者はあわせて「韓日関係の正常化は金大中(キム・デジュン)・小渕宣言が発表された1998年にもあった」とし「(金大中が)『50年にもならない不幸な歴史のために1500年の交流と協力の歴史全体を無意味にさせるのは愚かなこと』と話したが、このことを改めて申し上げる」とした。尹大統領はこれに先立ち、WPとのインタビューで「100年前のことで『無条件にひざまずけ』ということは受け入れることができない」と話した。
政界ではインタビューの誤訳攻防が続いた。「ひざまずけということ」を受け入れる主体が尹大統領だと一部メディアが翻訳したが、与党「国民の力」の劉相凡(ユ・サンボム)首席報道官は前日に続いて25日にもその主体が日本だと主張した。するとインタビューを行ったWP記者がインタビューの原文をツイッターに公開した。実際の発言は「100年前のことで無条件にダメだ、無条件にひざまずけという、これは私は受け入れることができません」だった。尹大統領が「私は受け入れることができない」と話したことが確認されて劉報道官の主張が力を失った。
これに対して野党「共に民主党」のパク・ソンジュン報道官は「これが何の国際的恥さらしか。訪米日程を始める前に事故が起きて、うそで応酬したところそのうそもばれてしまった」と話した。論争が大きくなると劉報道官は電話取材を通じて「事実関係の把握が不十分だった」として一歩退いた。
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