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新しい王冠もマントもない…戴冠式に前夫を呼んだカミラの「大きい絵」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◇簡素なドレス、「国民と結婚」を意味する指輪

戴冠式ドレスも簡素なデザインになるものとみられる。チャールズ3世が過去の国王が戴冠式時に着た伝統ズボンとシルクストッキングの代わりに軍服を着ることが発表されて、カミラ王妃のドレスも過去のように派手なデザインと高価な素材をやめて現代的でシンプルなスタイルになることが予想される。ドレスのデザインはブルース・オールドフィールド氏が手掛ける。

英国戴冠式では君主と配偶者は、通常、非常に華やかななマントを着て神秘かつ劇的な雰囲気を演出してきた。インディペンデントは「チャールズ3世が現代的な意識を望んでいて、贅沢なマントをかけない可能性もある」と伝えた。


また、カミラ王妃の戴冠式アクセサリーは「国民との結婚」を象徴する「王妃の指輪」になるだろうとメディアは予想した。この指輪は1831年ウィリアム4世の戴冠式で、アデレード王妃のために製作された。1937年ジョージ6世の戴冠式の時、彼の妻エリザベス王妃が着用したのが最後だ。

◇「戴冠式に政府の予算使うな」51%

6日、ウェストミンスター寺院で開かれる今回の戴冠式に招待されたのは2000人余りで、1953年エリザベス2世女王の時(8000人)よりも大幅に減った。75歳というチャールズ3世の年齢を考慮して戴冠式手続きも大きく簡素化したことが分かった。だが、王と王妃が使う王冠と王笏(おうしゃく、セプター)などを含めて英国王室の権威と正統性を誇る宝物が総出動して華やかさは以前と変わることはないだろうと英国メディアは予想した。戴冠式の全過程はYouTubeで生中継される。

カミラ王妃と離婚した前夫のアンドリュー・パーカー・ボウルズ氏も戴冠式に招待されてカミラ王妃の誕生を現場で見守る予定だ。カミラとパーカー・ボウルズは1973年に結婚して1995年離婚した。2人の間には一男一女が生まれた。2人の子女が産んだカミラ王妃の孫のうち3人が戴冠式に「名誉」ブライズメイド&ページボーイとして王妃をサポートする。

パーカー・ボウルズ氏は若い頃チャールズ3世の妹アン王女とロマンス関係だったことがあるが、その後は友人として過ごしてきた。チャールズ3世とは同じポロチームで競馬を楽しんだ。チャールズ3世がダイアナ妃と結婚する時、王立近衛騎兵連隊指揮官として馬車を護衛した。

一方、最悪のインフレの中で「人気のない君主」チャールズ3世の戴冠式を見つめる英国市民の視線は冷たい。メディア調査機関YouGovが最近実施した世論調査で「英国政府は戴冠式資金を支援するべきではない」と回答した英国国民が51%で過半だった。資金を支援しなければなければならないという回答32%にすぎず、18%は分からないと答えた。

1953年エリザベス2世の戴冠式の費用は91万2000ポンドで、現在の価値に換算すると2500万ポンド(約42億円)だ。これについて、英国国務調整室のオリバー・ダウデン室長は「贅沢すぎないように気を配った」と話した。


新しい王冠もマントもない…戴冠式に前夫を呼んだカミラの「大きい絵」(1)

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