韓国の金建希大統領夫人が先月31日「2023順天湾(スンチョンマン)国際庭園博覧会」の開幕式に先立ち、オランダ庭園を見学している。[写真 大統領室]
この日、イ・スジン院内報道官は国会ブリーフィングで「大統領室の金夫人グラビア撮影ごっこがこれ以上見るに堪えない」と述べた。
また「金建希夫人の『静かな内助』はなく、公的権力を動員した私欲を満たすことだけが見える」と話した。
金夫人は大統領選挙当時、「夫が大統領になる場合でも、妻の役割だけに充実する」と述べた。
これに対して、イ院内報道官は、金夫人の対外活動が増えるにつれ、大統領室のホームページなどを通じて公開される金夫人の写真が増えている点に触れ、「大統領室公務員たちが金夫人の個人写真撮影に熱を上げている。大統領室は最低限の公私区分もできないのか」と指摘した。
イ院内報道官は「誰が大韓民国の大統領なのか紛らわしいほど」とし「(大韓民国政府が)尹錫悦(ユン・ソクヨル)と金建希の共同政府なのか」とも述べた。
イ院内報道官は「外交惨事によって経済は危機を迎えており、民生経済は破綻状況」とし「大統領室は金夫人の『写真ごっこ』ではなく大韓民国の危機克服に尽力してほしい」と強調した。
さらに、民主党は尹大統領に対しては「“不通大統領”の新記録を塗り替えた」と非難した。
同党のカン・ソヌ報道官は同日、国会ブリーフィングで「尹大統領は就任後初の国会施政演説で陣営と政派を越えた超党派的協力を強調したが、現実は正反対だった」と述べた。
カン報道官は「尹大統領は与党研鑽会と全党大会に参加し、与党指導部を明らかに執務室と官邸に呼んで食事政治をしたが、野党とは一度も疎通しなかった」とし「ガバナンスの約束はどこへ行ったのか」と問い返した。
また「尹大統領の『野党無視、ガバナンス破壊』が果てしなく続き、民生・外交・経済危機を加重させている」とし「国政運営は大統領一人の独断で行われることはできず、そうしてもならない」と付け加えた。
一方、民主党は金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長が前日、記者団に対して「今月末韓米首脳会談で米情報機関の大統領室傍受をめぐる論議が首脳会談の議題に含まれる計画はない」と述べたことにも問題を提起した。
カン報道官はブリーフィングで、「(傍受疑惑が)首脳会談の議題に入らなければ、韓国の主権が侵害された重大な事件に尹大統領が一言抗議もできずに済まされるのではないか」と述べた。
カン報道官は「一体我々の声をどのように出すというのか」とし「韓米同盟70周年を迎えて国賓訪問する大統領の心がときめくかは分からないが、韓米首脳外交の核心は大韓民国の主権と国益を守ることだろう」と述べた。
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