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10日間でクジラの死体3頭…海洋ごみ世界排出国2位のせいか=インドネシア・バリ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

クジラの資料写真(写真は記事の特定内容と関係ありません)[Pixabay]

インドネシア・バリで今月に入り3頭目となるクジラの死体が見つかった。

9日(現地時間)、現地メディア「detikNews」などによると、前日午後バリ西部ジュンブラナ地域のビーチで全長17メートルになるオスのマッコウクジラの死体が見つかった。

現地当局はクジラの死体が乾いていて病気にかかっているようだとし、クジラの肺から若干の出血が見つかり、クジラの結腸は液体でいっぱいだったと明らかにした。




当局はクジラの死因が環境汚染のせいなのかどうかなどを確認するために死体を陸地に引き揚げて解剖検査した後、埋葬する計画だと話した。解剖検査の結果が出るまでに3週間ほどかかる予定だ。

バリのビーチにクジラの死体が打ち上げられたのは今月に入って3回目。

1日には全長11メートルのナガスクジラがビーチで死んだ状態で見つかったほか、5日には全長18メートルのマッコウクジラ1頭がバリ東部クルンクン地域のビーチに打ち上げられて死んでいた。

バリのビーチにクジラが上陸して死ぬ事態が相次いで発生していることに対して、バリ天然資源保護局のアグス・ブディ・サントサ局長は、バリのビーチがクジラの移動ルートに入っていて、海の騒音や気候変化、潮流の変化、自然災害など多くの原因が絡み合っていると話した。

反面、環境団体はクジラがインドネシアに捨てられる多くの環境廃棄物を食べて死ぬ場合が多いとし、これを規制しなければならないという立場だ。

これに先立ち2018年インドネシアのビーチに打ち上げられていたクジラの腹の中から大量のプラスチックカップやビニール袋などが出てきて衝撃を与えたことがある。

当時、ワカトビ国立公園カポタ島のビーチ付近で見つかった全長9.5メートルのマッコウクジラの腹の中から6キロに達するプラスチックごみが出てきた。

このクジラの胃腸からはプラスチックカップ115個(750グラム)、ハードプラスチック19個(140グラム)、プラスチックボトル4本(150g)、サンダル2個(270グラム)、プラスチック袋25枚(260g)、ビニール袋1枚、その他プラスチック1000個余りが出てきた。

インドネシアは中国に次いで海洋ごみ排出で世界で2位だ。



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