ソウル江南区(カンナムグ)で40代女性を拉致・殺害した被疑者Lら3人が3日、ソウル中央地裁で開かれた令状実質審査に出席している。チャン・ジニョン記者
ソウル水西(スソ)警察署は3日、Pコイン広報およびマーケティング関連の業務を行っていた夫婦H・Yを女性拉致殺害事件の共犯とみて、捜査のために出国禁止にした。警察は夫婦が3日拘束された被疑者LがH1(36)・Y1(30)を通じて被害女性Aさんを拉致させる計画立案過程に介入したという供述を確保した。
警察はまた、被害者を殺害して死体を遺棄した忠清北道清州(チュンチョンブクド・チョンジュ)の大清(テチョン)ダム近隣を下見するのに同行したY1の知人B(24)を強盗殺人予備およびほう助容疑被疑者として追加で立件した。これで今回の事件被疑者は計6人に増えた。
夫婦であるHとY、そしてLと被害女性Aさんは2021年3月、住居侵入・監禁・強要・恐喝などの刑事事件に関わったことがある。当時AさんとLは夫婦が広報したPコインに投資して莫大な損害を受けたとして他の投資家と共に夫婦の元を訪ねて行って恐喝などをしたという容疑で、被疑者として警察の取り調べを受けた。当時、H・Y夫婦は被害者だった。
この過程でAさんと知り合いになったLはその後、Aさんと事件関連の情報を共有して、またAさんの会社で仕事をして2000万ウォンを受け取ったこともある。しかしLはAさんと葛藤関係にあったH・Y夫婦がコイン投資で損失を受けた投資家に一部責任を負わせ、2人に財力があると判断した後は夫婦と親密な関係を築いたという。
警察はこのようにLと夫婦が関係を深めた後、Aさんに対する犯行を3人が共謀したのではないかとする可能性を疑っている。警察はH・Y夫婦が殺人などをはっきりと指示したかどうかなどを明らかにするための追加捜査を行っている。また、被疑者の供述のように実際に4000万ウォンの手付金が入金されたのか、また被疑者が被害者の口座からコインなどの金品を持っていったのかどうかを確認するために関連者の口座に対する家宅捜索を行っている。ただしYは中央日報の電話取材に対して「金が行き来したことはない」として疑惑を否認した。
一方、今回の事件に登場するPコインに世間の関心が集まっている。このコインはブロックチェーン技術で清浄空気管理サービスを提供するとして2020年に登場した仮想通貨だ。コイン登場初期、同社が公共機関と活発に協業し、これを広報に活用して注目された。協業機関として、ソウル市議会・ポスコ・KT・ソウル大などの名前があがっていた。損害を受けたある投資家は「(企業側が)『公共機関と契約していて、大企業にも繋がりがある』と言って、国会議員まで演説者に招いた」とし「国家機関と関連した有望な企業だと認識した」と話した。
投資被害者によると、このコインは知人を紹介する形で規模を拡大してきた。実際に、関連YouTubeチャネルには営業者などが「地域で一生懸命やって成果をあげる」と発表する場面が登場する。
Pコイン運営社であるU社関係者は「被害者は投資家だったにすぎず、Pコインプロジェクトの広報および営業とは関連がない」と線を引いた。
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