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絶滅危惧種など鳥類30羽が突然死亡···誰かが農薬を撒いた=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ワシの資料写真 [中央フォト]

先月、誰かがわざと散布したとみられる農薬によって命を失った野鳥が30羽に達することが分かった。この中には絶滅危惧の野生生物2級のワシとヒシクイも7羽が含まれていた。

環境部国立野生動物疾病管理院は29日、先月発生した5件の野鳥集団死を分析した結果、3件から農薬成分が検出されたと発表した。

先月13日慶尚南道高城郡(キョンサンナムド・コソングン)でワシ7羽、14日全羅北道金堤市(チョンラブクド・キムジェシ)でヒシクイ7羽、17日蔚山蔚州郡(ウルサン・ウルジュグン)でミヤマガラス16羽が死亡したが、いずれも致死量〔2.5~5.0mg/kg(ミリグラムパーキログラム)〕以上の「カーボフラン」が検出された。




昨年10月から今年2月まで農薬中毒で死亡した野鳥を合わせると、計194羽だ。ヒシクイ(13羽)、ワシ(12羽)、ナベヅル(5羽)、ハイタカ(2羽)など絶滅危惧種32羽も含まれている。

野鳥は採餌活動をする過程で水と地に残っている農薬を微量摂取する可能性がある。しかし、死亡に至るケースはほとんどなく、誰かがわざと農薬を散布したものと推定される。

現行の野生生物法は有毒物・農薬などで絶滅危惧の野生生物を殺す場合、3年以下の懲役または300万ウォン(約30万円)以上3000万ウォン以下の罰金に、絶滅危惧に処していない野生生物を殺す場合、2年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金に処するように定められている。

国立野生動物疾病管理院関係者は「今後も野鳥の集団死の原因を迅速に分析し、該当自治体に通報する一方、農薬中毒が疑われる野鳥の死体申告を促す計画」と述べた。

野鳥の異常個体と死体を通報して農薬中毒が確認されれば、褒賞金10万ウォンを受けることができる。



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