2017年、慶尚北道星州郡(キョンサンブクド・ソンジュグン)のTHAAD(高高度防衛ミサイル)基地に配備されたTHAAD発射台。[写真 写真共同取材団]
今年上半期の韓米連合軍事訓練「フリーダムシールド(自由の盾)」と連係して行われたこの日の訓練で、在韓米軍はTHAADのレーダーで照準した後、パトリオットミサイルを発射する過程をたどった。
米国は迎撃高度がそれぞれ異なるTHAAD(高度40-150キロ)とパトリオット(40キロ以下)を統合運用をしようとしている。両防空体系の統合運用を通じてTHAADで逃した北朝鮮のミサイルをパトリオットが迎撃する。このため米国は昨年10月、関連装備を星州基地に導入した。韓米は「今回の訓練は高度化した北朝鮮のミサイル脅威に対応してTHAAD部隊の戦闘準備態勢と韓米連合防衛態勢を増進させた」とし「THAAD体系の作戦・運用正常化はTHAAD部隊に対する持続的な作戦支援を保障するものであり、在韓米軍準備態勢の向上に寄与した」と説明した。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権に入って以降、韓米はTHAADの迅速な正常化に努力している。何よりも環境影響評価が終わらず、THAADは2017年4月に現在の場所に展開されて以降、「臨時配備」状態にとどまっている状況だ。文在寅(ムン・ジェイン)前政権は中国と北朝鮮を意識してTHAAD正式配備を延期したという非難を受けた。
国防部はこの日、一般環境影響評価に対する住民の供覧を終え、来月の環境影響評価で本案をめぐり環境部と協議した後、環境影響評価を終える計画だ。2日に住民説明会が開かれたが、一部の住民の反対で中止になった。
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