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神聖な樹齢700年の木の上で裸体認証ショット…ウクライナ戦以降、「神々の島」バリ悲鳴

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

インドネシア・バリのビーチ。[写真 pixabay]

インドネシア最大のリゾート地であるバリが、戦争を避けて集まったウクライナ人とロシア人によって社会的問題が発生していると米国CNNが18日(現地時間)、報じた。彼らが犯罪を犯したり公共秩序を乱したりするなどの事例が頻発し、住民や旅行客に被害を及ぶ場合があるという。

報道によると、昨年ロシア人は約5万8000人、今年1月だけで2万2500人が追加でバリを訪れた。この他にも昨年ウクライナ人が約7000人、1月には2500人が入国した。

ウクライナでは18~60歳のすべての男性が出国禁止となっているが、戦争を避けてバリに集まっている。ロシアについては出国禁止令こそ出ていないが、昨年予備軍30万人を招集できる部分動員令により、ロシア人も祖国を離れてバリに集まった。


これに対してバリ当局は12日、ビザ政策違反を根拠にロシアとウクライナ国籍者に限って到着ビザの発行を中断することを司法省に要請した。

違反事例を具体的に調べると、比較的発行が容易な到着ビザを受けた後に長期滞在する場合が多いという。

到着ビザは、旅行者が空港・港湾などに到着した後、入国審査直前に発給されるビザだ。インドネシアは現在86カ国の外国人を対象にこのような形でビザを発行して便宜を提供している。このビザでは単純訪問や観光だけが可能で、事業や労働に就くことはできない。だが、今月に入り、4人のロシア人がビザ規則違反で追放された。

到着ビザの発行が中断されれば旅行客は出国前に各国大使館を訪問して、ビザを直接申請しなくてはならない。到着ビザの期間は最大60日までとなっている。その他にも公共秩序を乱したり、犯罪を犯したりする場合も発生している。

昨年にはロシア人インフルエンサーの夫婦がバリ住民が神聖視している樹齢700年のバンヤンツリーの木の上に登って裸体で写真を撮った事実が伝えられて問題になった。

10日には到着ビザで入国したロシア女性3人がバリで売春をしていたことが発覚して追放されたりもした。

この他にもバリ州のイ・ワヤン・コステル知事は、外国人観光客がバリでバイクを借りたもののヘルメットをかぶらないほか、運転免許証を所持していない場合が多くて問題になっているとし、外国人に対するレンタルバイクを禁止する計画だと明らかにした。バリでは道が狭くて交通渋滞が激しいため、バイクが主な交通手段として使用されている。このため観光客も安価でスクーターなどを借りる場合が多い。

ウクライナはロシア人と同じ措置を適用されるのは不当だとして反発している。

クタ村の匿名の現地警察官は「外国人が不良な行動をしているという通報を受けるたびに、そのほとんどがロシア人だった」とし「彼らはバリに来て法の上にいるように振る舞う」と指摘した。

ワヤン知事はソーシャルメディア(SNS)にも「両国市民は戦争中なのでそうなのか、仕事を探すためにバリに集まっている」とし、両国国民がビザの規則を違反する事例が多いと話した。

このような状況に対して、インドネシア司法省はまだ公式立場を出していない。



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