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ウクライナ「ロシア軍、民間人に性的暴行」…露「ウクライナ軍の捕虜虐待」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ウクライナ内務省が24日未明(現地時間)、キーフ地域の国境施設がロシア軍の空襲で破壊されたと発表した。 [写真 ウクライナ内務省フェイスブックページ]

ロシアのウクライナ侵攻が1カ月を超え、人権蹂躙犯罪が相次いで報告された。 ロシア軍が民間人に性的暴行を加え、ウクライナ軍がロシア軍捕虜を虐待したという主張が出た。

◆ウクライナ女性「ロシア人2人が夫を殺して性的暴行」

ニューヨークタイムズ(NYT)は29日(現地時間)、ウクライナ当局はロシア軍人に関する多くの性的暴力事件が発生したと把握していると報じた。米ホワイトハウスも憂慮を表明したと付け加えた。


ウクライナのイリーナ・ウェネディクトワ検察総長は23日、フェイスブックに「キーウ(キエフ)地域で民間人女性を強姦した疑いでロシア軍人を起訴した」と伝えた。検察がロシア軍を性的暴行の疑いで起訴したのは初めて。その後、ロシア軍の性的暴行事件が具体的に伝えられた。

被害女性の「ナタリア(仮名)」さんは28日、ザ・タイムズとのインタビューで当時の状況を具体的に伝えた。ナタリアさん(33)は夫と4歳の息子と一緒に首都キーウの東のブロバリの森に住んでいた。今月9日、ロシア軍がブロバリに進入し、ナタリアさんは民間人の目印として門の前に白い布をかけた。

ロシア軍が初めて家に来た時、彼らは「訓練だと思って来た」と話した。しかし、車の中で「偽装服」が見つかると、彼らは豹変して車を壊し、乱暴を働いた。幸い、初日はやり過ごしたが、2度目にやって来た時に事件が起きた。2人のロシア兵は夫を銃で撃ちし、ナタリアさんを強姦した。性的暴行はその後3回も続いた。ナタリアさんは彼らが酒に酔って寝入った隙に息子を連れて脱出し、警察に通報した。性的暴行を行ったロシア軍の一人の名前は「ミハイル・ロマノフ」、ナタリアさんはSNSで身元を確認することができた。

ナタリアさんは「ロシア政府がロシア軍の性犯罪を否定するのを見て、インタビューを受けることを決心した」と述べた。被害者が直接、報道機関とインタビューしたのは今回が初めてだ。

ウクライナのマリア・メゼンツェワ下院議員は英スカイニュースとのインタビューで「性犯罪に遭った犠牲者はもっと多い」とし「これは戦争犯罪であり国際人道法違反とみなす。我々は絶対に沈黙しない」と述べた。

しかし、ロシア・クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は「(ロシア軍の性犯罪について)全く信じない。うそだ」と述べた。

ロシア軍の性犯罪は4日、ウクライナのドミトロ・クレバ外相が初めて言及した。クレバ外相は英国王立国際問題研究所での演説で「ロシア軍がウクライナの都市で女性達に性的暴行を加えた複数の事例がある」と述べた。

その後、現地の人々のインタビューでロシア軍の性的暴行が明らかになった。キーウ地域のイルピンでは、「ロシア軍が地下室に隠れている女性を捜し出して性的暴行を加え、ヘルソンではロシア軍が10代の少女に性的暴行を加えて殺害した」という被害の通報が相次いだ。

◆ウクライナ軍、ロシア捕虜の足を銃で撃った

一方、ロシアはウクライナ軍がロシア軍捕虜を虐待していると主張した。

ガーディアンは29日、「ロシアがトルコ・イスタンブールで開かれたウクライナとの平和交渉で自国の兵士に対する虐待問題を提起し、ウクライナ駐在国連人権監視団のマチルダ・ボグナー団長が調査中」と報じた。

今月27日、SNSにウクライナの軍人がロシア軍捕虜の足に銃を撃った映像が公開された。

BBCは、該当映像を分析した結果、ハルキウ(ハリコフ)州南東部のマラヤ・ロハンの牧場で26日に撮影されたものと見られると報じた。映像では捕虜がロシア語で尋問を受けているが、言語専門家は「ロシア語を使う東部地域のウクライナ人のイントネーションと一致している」と述べた。

ただし、BBCは「(加害者は)ウクライナ軍ではない可能性もある。東部地域にある親ロシア反軍の可能性がある」とし「ウクライナ軍が使用する青色の腕章をつけているが、連隊バッジがよく見えないため識別が難しい」と述べた。



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