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「ロシア、女性収監者までウクライナ戦線に動員…外国人労働者投入して遺体収容」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ウクライナ東部戦線で相当な兵力損失を出しているロシアが、女性収監者まで動員して兵力を補充し、中央アジア出身労働者を大挙投じて塹壕に積み重なるロシア兵の遺体を収容しているという外信報道が出てきた。

◇ロシア、女性収監者まで最前線配置

ロシアの独立メディア、モスクワタイムズは13日、ウクライナ国防省の報告書を引用し、先週収監者を乗せた列車が最前線地域であるウクライナのドネツク州に到着し、そのうち1両に女性収監者が乗っていたと伝えた。


ロシア収監者人権団体ロシアビハインドバーズの共同設立者オルガ・ロマノワ氏も「少なくとも昨年末から女性収監者が戦場に投入されていることが把握された」と伝えた。

この団体は戦線にいる女性収監者は最小100人以上で、ロシア南部クラスノダル州にある刑務所からきたと推定した。自発的に志願したのか強制徴集されたのかは確認されていない。

これに先立ち先月ウクライナ軍当局はドネツク州の占領地の刑務所の女性収監者50人ほどがロシア兵として募集され、ロシア領土で訓練を受け戦線に投入されたと明らかにした。同紙は「ロシア軍が最近拡大する兵力損失を挽回するため代替人材として女性収監者を動員している」と分析した。

最近米国と西側の専門家らが推定するロシア兵の死傷者は少なくて10万人から多くて20万人に達する。東部戦線でロシアが膠着状態に陥り陸軍戦力の97%を注ぎ込むなど人海戦術を繰り広げているためだ。

特に戦術的要衝地のバフムトでは激しい交戦が続いている中でロシア軍が1週間で1000人以上の深刻な兵力損失を出したというウクライナの主張も出ている。ニューヨーク・タイムズによると、バフムトでロシアの攻勢を主導してきた民間軍事企業ワグネルグループが募集した男性収監者の兵力5万人ほどはほとんどが死亡したり負傷した。

◇中央アジアの労働者、ロシアの占領地で遺体収容

ロシアが占領したウクライナ東部のルハンシク州とドネツク州の一部と、南部のヘルソン州、ザポリージャ州の一部などでは、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタンの中央アジアから来た数百人の労働者が遺体収容と戦後復興に努めているとウクライナメディアのウクラインスカプラウダとラジオ・フリー・ヨーロッパなどが13日に報道した。

彼らは1カ月に2000~3300ドルでロシアの会社と契約した。ロシア本土で中央アジア出身労働者の月給が600~1200ドルであるの比較して2倍ほど多い。また、一部刑務所の中央アジア出身収監者には犯罪記録削除を約束したという。

男性労働者は主に最前線の塹壕で死亡したロシア兵の遺体を収容したり、マリウポリのように激しい戦闘で破壊が激しい都市に投入され新しい建物と道路などを作っている。女性労働者は軍病院、売店、工場などで働いている。

キルギスタン出身の男性労働者は「最前線で遺体を収容することにしたが、攻撃を受けて死ぬ労働者がいるほど危険だという。ほとんどが借金を抱えるなど絶望的な状況にあり働くほかない」と話した。

だがまともな待遇を受けられず給料を踏み倒されるケースも多いという。中央アジア出身の男性労働者は「ロシアの建設会社と契約してマリウポリにきて8カ月以上働いているが、約束した給与がまともに払われずロシアに帰ろうとした。ところで私がブラックリストに上がっているとしてロシア国境防衛隊が帰国を防いでおり、ずっとウクライナにいなければならない」と訴えた。



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