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<WBC>2安打の奮闘も日本戦惨敗で頭を下げた李政厚の言葉

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

李政厚(イ・ジョンフ、25、キウム)

打撃の天才にふさわしい姿を見せた。しかしチームの敗戦を防げなかった李政厚(イ・ジョンフ、25、キウム・ヒーローズ)の表情は暗かった。

李強チョル(イ・ガンチョル)監督が率いる韓国代表は10日、東京ドームで行われた2023ワールドベースボールクラシック(WBC)1次ラウンドB組第2戦で日本代表に4-13で敗れた。韓国は3回表、梁義智(ヤン・ウィジ)の本塁打と李政厚(イ・ジョンフ)の適時打で3-0とリードした。しかし3回裏、すぐに4点を奪われた。それ以降はマウンドが崩れ、コールドゲーム寸前まで点差が開いた。

前日のオーストラリア戦を7-8で落とした韓国はこれで2連敗となり、準々決勝ラウンド(8強)進出が厳しくなった。残りのチェコ戦と中国戦で勝利しても場合の数を見なければいけない。


それでも韓国代表チームの中で奮闘したのは李政厚だった。最初の打席で日本の先発ダルビッシュ有を相手に左翼フライに倒れた李政厚は3回表、二死二塁の場面で右前適時打を放ち、送球がホームへ向かう間に二塁まで進塁した。

5回二死一塁の場面でも2番手の左腕・今永翔太(横浜)の152キロの速球を左翼方向に打ち返し、二死二、三塁のチャンスを作った。最後の打席も中堅手に捕球されたものの、強い打球を飛ばした。

李政厚は2017アジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)をはじめ、2018ジャカルタアジア競技大会、2019プレミア12、2022東京オリンピック(五輪)で日本と対戦している。しかし他の試合に比べると成績(18打数4安打)は良くなかった。今回は2安打をマークしたが、韓国は敗れた。李政厚は共同取材エリアでインタビュー要請を受けたが「すみません」という言葉を繰り返して去っていった。

韓国選手はほとんど沈痛な表情で球場を出ていった。試合中、悔しい表情を隠せなかったトミー・ヒョンス・エドマンは「本当に大変な試合だった。日本は良い投手、良い打者が多く、とにかく良いチームだった」とし「気分は良くない。残りの試合は必ず勝ち、次のラウンドに進めることを希望する」と話した。



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