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赤ちゃんの頭蓋骨に双子の胎児…腕はもちろん爪まで

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国の赤ちゃんの頭蓋骨から見つかった寄生胎児。[写真 神経学ジャーナル ツイッター キャプチャー]

中国で生まれた赤ちゃんの頭蓋骨から双子の胎児が見つかったと8日(現地時間)、英デイリー・メールなどが報じた。

メディアによると、昨年12月神経学ジャーナルには中国復旦大学病院の医師が1歳女児の頭蓋骨の中から一卵性双生児を除去したという事例が掲載された。医者はこの胎児には骨と腕、さらに爪まであったという。

当初女児は大頭症とあわせて運動能力に問題があり両親とともに病院を訪れた。


医療陣は子どもの頭に単純腫瘍があると判断してCT(コンピュータ断層撮影)を撮影し、その結果女児の頭蓋骨から脳を押さえ付けている双子の胎児を発見した。医者は女児が頭蓋骨の中の胎児に血液を供給したため出生後1年間ずっと生存していたと説明した。

子どもは頭蓋骨の中の胎児によって脳の一部分に脊髄液が溜まる水頭症(水脳症)を患っていた。水頭症が進行すれば頭囲が非正常的に大きくなり、深刻な眠気や発作を起こすこともある。

医療陣は女児の頭蓋骨から直ちに寄生胎児を除去した。DNAの分析結果、該当胎児は双子だったことが分かった。

寄生胎児はまともに成長できず、本来なら淘汰されなければならない受精卵が異なる胎児に寄生して育つことを指し、「胎児の中の胎児」(fetus-in-fetu,FIF)とも呼ばれる。発生原因はまだ具体的に明らかになっていない。

世界的に報告された事例は約200件で、このうち18件だけが頭蓋骨内部で発生したとデイリー・メールは伝えた。

一般的に幼児期に見つかることが多いが、成人からもごくまれに見つかる場合がある。腹部に大きな塊りができるなどの症状で現れるので精密検査をしなければ単純腫瘍と間違えやすい。

これに先立ち、昨年11月インドでも生まれて21日目の女児の腹部から8人の胎児が見つかったことがある。



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